タルマ・ローベルのレビュー一覧
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人が置かれた物理的な状態と心理との関係や、心理を表す言葉と物理的な感じ方の関係について、丁寧に紹介した本。
実は、「なぜ?」にはまったく答えておらず、いろいろな実験からわかった(わかったと考えられる)ことを紹介しているだけなのですが、感覚的に納得できる部分が多いためか、ちゃんと説明してもらった気...続きを読むPosted by ブクログ -
人は無意識のうちに感覚的に影響を受けています。本書では温かい飲み物を持たされた時の相手への印象、赤い服を着た女性への印象、除菌シートの効果、背の高さの効力。もうこれまでかというほど、心理学的な見解と実験結果をもとに書かれてあります。本当かなという部分もありますが、多くの参考文献をもとに執筆されている...続きを読むPosted by ブクログ
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身体化された認知についての本。文字通りあたたかい飲み物を持つとあたたかい気持ちになる、権威を持った人の身長が高く見える、など日頃無意識的に認知している事柄のカラクリが分かった。これらを意識することにより、物事を正しく認識することの助けになる。Posted by ブクログ
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温かい飲み物を持つと
目の前の人を「温かい人」だと感じてしまう
とか
子どもに部屋を片付けさせるには
洗剤の匂いを嗅がせればいい
とか
私たちって
そんなに単純じゃないわ
と思いたい
ところが 読み進めているうちに
あ・・・これは経験あるな
と思う結果が出てきますPosted by ブクログ -
身体知に関する本。人間は五感からの刺激に以下に心理的に影響されてしまうかを多彩な事例で紹介してくれる。色、温度、空間、匂いなどなど様々なものに影響を受けながら我々は生きているのだとびっくりする。
各章のまとめに対策が書いてあるので、忙しい人は各章のまとめだけでも読むと役に立つと思う。Posted by ブクログ -
いろんな五感の感覚が、本来関係のない判断に及ぼす影響いろいろリストアップ。特に意外なものはないが、こうしてリストとして知っておいても悪くない感じがする。一言くくりにするとembodied cognitionとか呼ばれるらしい。Posted by ブクログ