玉袋筋太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
まだ夜と昼が分かれていて、堅気と堅気じゃない人々が棲み分けていて、強さの物差しがサイエンスじゃなくてファンタジーの領域にあった時代のレスラーたちのオーラルヒストリー。プロレスのリングは向こう側とこっち側の間に存在する「逢魔が時」を跋扈する異形の神々たちのステージだったと思います。それも絶対神じゃなくて八百万の神々、そんな妖怪チックなレスラーたちの思い出話は、ビールともつ煮と昭和LOVEの聞き手を得て、自分勝手なディテールに突入していきます。彼らの破茶滅茶ストーリーこそが昭和プロレスを成立させていた最大重要要素なのかもしれません。強くて面白くて可愛いい彼らの話が、寂しく感じるのそれが挽歌だからで
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Posted by ブクログ
ネタバレ玉袋筋太郎が「粋」を感じ、
「粋」を立ち居振舞いで教えてくれた、
「粋人」達のことを語るエッセイ。
北野武、ホモスナックの常連、ホームレス、
年金暮らしの老人、ラドンセンターの常連、
八百屋のオジちゃん、競輪場のオッサン、
高級ソープランドの接客、スナックの客…。
自分が「粋」とは思ってないが、
「粋」を感じるセンスは持ち続けていたい。
「粋」とは やせ我慢。
そう語る玉袋筋太郎
決して楽な人生を歩んで来なかった玉ちゃんが、
それでも食いしばって生き抜いてきた寄す処のようで
その「粋」という寄す処を示してくれた人達への
本著は感謝の手紙のように感じました。
父親、母親、奥さん、息子さん