川北英貴のレビュー一覧
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『銀行からの融資 完全マニュアル』は、中小企業経営者が直面する銀行融資の難題に対処するための実践的ガイドです。この本は、特に財務の基礎知識がない、または過去に赤字を出してしまった経営者に向けて書かれており、銀行から信頼を得て融資を受けるための「やるべきこと」と「今すぐできること」を明確に指南します。多くの経営者が融資申請の過程で直面する一般的な誤解や間違いを指摘し、それらをどのように克服すればよいかを具体的な例を交えて説明しています。
著者は、資料の準備から決算書の読み方、そして銀行との有意義な関係の築き方まで、融資を成功に導くための重要なステップを網羅しています。本書は、銀行からの融資を「 -
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これ以上無いくらい良くまとまった銀行融資のノウハウ本。
◯無知な経営者や管理部門は犯罪
「赤字の会社には銀行はお金貸してくれない」
「借金はしないで無借金経営をすべきだ」
「融資を受けるとき、担保や保証を取られるのは当たり前」
「借り入れた一部を定期預金にしないと借りられない」
「一度抵当権がつくと、外すことは出来ない」
こんなことを言う経営者、財務は世論の言いなりになっているだけの不勉強者。
社長が無知だと銀行に対等になれない。
◯銀行まわりの基本
社長は数字ですべてを話せること
幹部が同席していること
定期的に訪問すること。できれば3ヶ月に1度
1行20分程度で帰ること。20分以内に「 -
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最近、多い銀行対策本。
経済が低迷する中で、中小零細企業はあえいでいます。
特に零細企業はきついです。
金融機関はいいですよね! 経営が傾いても税金を注入してもらえるし、頭を一回下げれば終わり。
経営責任もそんなに追及されません。
一方、零細企業の経営者は、連帯保証でぐるぐるまき。 会社はおろか、個人まで徹底的に追及されます。
連帯保証という制度。 最悪です。
ずるいことをするのはだめだけど、普通にがんばっても経営の舵取りを間違えることはあります。
人生、やり直すということもありだと思います。
がんばれ!零細企業経営者。 この本には、そんな零細企業が銀行に組する方法が書かれています。
地方銀行 -
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顧問先からの資金調達に関する相談を受ける際に、銀行からどのようなことを聞かれ、どう回答したらよいかという質問をよく受ける。銀行の内部事情については全くの門外漢なので、どう回答してよいものか悩むことが多い。そのような時に参考となる書籍として、川北英貴著「社長、この1冊で融資交渉が強くなります!銀行員のそのひとことには理由がある」(すばる舎)はお薦めの一冊だ。銀行の営業担当者とよいコミュニケーションを図れば、例えばプロパー融資といったより条件の良い融資を受けることが可能な点について本書を通じて学んだ。銀行融資の際の想定問答集として本書を利用すると良いだろう。
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Posted by ブクログ
元銀行員で現在は資金繰りコンサルタントの著者が、銀行から融資を得るためにすべきことを解説した本。
銀行融資を必要とする中小企業経営者に向けて、審査の際に銀行側が何を見ているのか、それに対して経営者は何を準備すれば良いのかについて、体系的かつ具体的に解説されている。
銀行と経営者双方の立場を理解する著者だからこそ紹介できる内容で非常に参考になる。
一方で、同じ内容が繰り返し説明されている箇所があり、本全体が冗長で読み切るのにかなり時間がかかる。重複なしに端的にまとめれば、本のボリュームは半分以下で済んだのでは?という印象。
経理・財務業務を専門としない経営者にとっては、もっと手短にポイントのみ -
Posted by ブクログ
銀行からの借入を戦略的に考えるのであれば本書で学ぶべきものは多いように感じる。本書に記載してある融資の基本知識や銀行スタンスや交渉術は概ね間違いない。銀行から借入を引き出す、良い条件で借りるために一番重要なことは業績が良い優良企業となること。ただ全ての企業が優良企業ではない。優良企業ではない企業でも、銀行の事情をよく理解したうえで借入交渉をすれば今よりも良い条件引き出すことはできます。それが企業の実態を数字で視える化すること。試算表づくりから資金繰り表、経営計画表など。これらを税理士任せにせず経営者、財務担当者が作成及び変化要因を語れるようにすることが大事。本書では銀行の融資スタンスや融資審査