川崎昌平のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2016年に書いた本の増補改訂版らしい。
今の時代に文章を書くためのヒントがたくさん。
誰もが発信し、受け止められる状況が出来て、
かえって以前ほど気軽にものを言うことが難しくなる中で、
いかに勇気をもって自分の言葉を発していくか。
世にあふれる文章は、多様性よりも、
むしろ二つから一つを選ばせるような狭い価値観や、
二つだけをつなげて出したような拙速な結論が目につくように思う。
情報は山のように集められても、それはただの材料でしかなく、
じゃあそこからその人が何を見出すのか、がないと面白くない。
データという客観性の中に隠れた自分は、無記名で暴言を吐くのとたいして変わりない。
かといって自分の意見だけを押し通しても読んではもらえず、
意見の違う他者(自分よりも頭がイイ)の存在を思いながら書いていく意識が大事。
以前書いたことと今書くことが変わることも当たり前。
多義性を含んだ言葉(「こと」など)で用を足さずに言い換えること。
分かりやすい文章には弊害や危険性もあること。
いろいろと示唆に富む1冊でした。