大林薫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
漢字 大人レベル
フリガナ あり(全ての漢字に)
文字の大きさ 小
長さ 長い(240ページ)
出版年 2016年(オリジナル1909年 フランス)
内容 ある事件を発端とした、高校生探偵ボートルレと怪盗ルパンの対決。抄訳。
感想 原作の少し冗長と感じられる部分や、現代では差別的な印象のある表現、分かりづらいジョークや子どもには理解が難しいと思われる心理描写などを上手く省いていて、引っかかりを少なくし、興味を途切れさせない良い訳となっている。後半、フランスの歴史が絡んでくるあたりも分かりやすくなっている。また、ルーアンとル・アーブルの位置関係など地理の話が出てくる箇所に地図が掲載されていたのも -
Posted by ブクログ
ネタバレ子供時代に戦場にいるなんてどんな気持ちかな。
恐怖でしかないよな。でもきっと想像上の恐怖を軽く超えてしまうほどの恐怖なんだろうな。
最後が衝撃だった。
自分たちにこんなことをした人を許せないと思っている主人公。その気持ちわかる。
でも大人は許してあげようと言う。
許す事が平和への一歩だって。
確かに、と思う反面、お人好しだなーとも思う。
そんなんだから弱いままで苦労をするんじゃ?
主人公の親も、ここは戦場にならないから大丈夫だと言ったり、近所の人が避難を始めてるのに実害を被るまでなかなか引っ越そうとしない。
子供がいるのに!
この能天気さは何?
でも簡単に引っ越せるものでもないしな…私は