和気香子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
人は誰しも大切にしたい価値観を持っているものだ。その自分の価値観と相手が持つ価値観とのズレがストレスを生む。
相手への負の感情をコントロールするためには、自分視点、相手視点、俯瞰視点を意識する。
人間は自分への意識に集中してしまいがちである。
自分への意識に集中していると相手との関係は上手くいかない。感情的になることは自分の意識に集中してしまっている状態だと言える。
こんな状況にならないためには相手へ意識を向けるくせをつけることだ。
当たり前な話だが、相手の話を聞く、相手に質問をすることがその第一歩である。
答えを出すのを急がないように気をつける。
相手との関係を作り、相手の立場に立って物事を -
Posted by ブクログ
人の価値観にはそれなりの理由があり、優劣はないという一見当たり前のことを筆者が実際の経験から語っているため、自分のケースに置き換えやすい。
また人の気持ちがわかる人になるための具体的な思考やそれを得るための行動が紹介されている。
個人的に好きなのは「どっちに転んでもラッキー戦術」と「3割5倍のルール」(完成度3割の計画を持ち、通常の5倍実践する)。
後者の例として本書では、再婚を目指すクライアントが紹介される。彼は理想的かつ現実的なパートナー像を仮定しつつ、年間数十人と会いながらパートナー像の模索、修正を繰り返し、1年足らずで結婚を果たした。
サクッと読め、日々の人間関係の改善に向けて、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ【概要】
アドラー流の感情整理術
アドラーっぽさはそこまで出てないが、読みやすい。
「複数の視点」というキーワードで話が展開されるため、偏った考えではなく腑に落ちてくる。
嫌われる勇気を数回読んだ後に読めば、ここの項目についてのまとまった形で記載がされてある。
入門書とある通り、平易な言葉でアドラーの考えが記載されているため、ぱらっと読んでも十分効果はある。
【評価】
75点
【共有したい内容】
・「自分視点、相手視点、俯瞰視点」
・「相手の立場に立つとは相手の感情を疑似体験すること」
・「相手のBeforeとAfterの感情を想像する」
【悪いところ】
30%くらいは著者特有のエピソードであ -
Posted by ブクログ
人の気持ちがわかる人になれたらすごいですよね。
そのまんまな購入動機ですが、半ば衝動買いしました。
「人づきあい」は才能ではなくスキルである。
エグゼクティブ・コーチとして第一線で働く著者が、自身の経験やクライアントの事例から得た感情の整理術を紹介。
身の回りの人との関わり方だけでなく、自分自身の生き方を大切にするためのエッセンスを凝縮した一冊。
書籍の形態をとっていますが、柔らかい文体と平易な内容のおかげで、目の前に著者がいて直接相談をしているような感覚に浸れます。
著者の語る自身の経験や仕事観が現在の自分に近いところがあり、共感した上で反省する箇所が多かったですね。
紹介されているエッ