久田樹生のレビュー一覧

  • 仙台怪談

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    宮城県人として読みたくなった1冊!

    仙台は東北唯一の政令指定都市、そして江戸時代に伊達政宗が切り開き大きく発展させた都市!
    東北の文化と歴史の集積点ゆえ、に集まってくる怪異、人の想いと怪しい話・・・

    何処にでも有るような話かもしれませんが自分の知っている場所が物語の中に登場すると、一層ゾクゾクとします・・・


    伊坂幸太郎が語る仙台とは違う仙台を是非ご堪能ください!


    因みに自殺の名所(今も?)の八木山橋の話、震災に纏わる霊の話などありますが、秋保大滝の話が私の中の一番です・・・

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    2023年08月15日
  • 忌怪島〈小説版〉

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    ネタバレ

    映画にもなるということで興味を持ち、ライトなホラーかと思って読み始めました。
    映像にしたら怖いと思うのですが、読む分には怖くはなくて、とても悲しい話でした。

    呪いや祟りということの背景には暴力や差別などを受けた者の辛く悲しい出来事や思いが必ず存在し、往々にして物語などで描かれます。
    本作では生まれた境遇など、その人自身が自分で選択することができないことでの非道な暴力や差別を受けており、特に女性に対する暴力の描写は読み進めることができず、読み飛ばした箇所が多くありました。
    これを現実世界に置き換え、暴力や差別は負の連鎖を生むことであると改めて色々なことを考えさせられた本でもありました。

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    2023年07月06日
  • 忌怪島〈小説版〉

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    ホラーがからっきし駄目なんですが、なにわ男子西畑大吾くんの主演映画ということで観たい……でも怖い……と観れるか不安だったので、小説なら少なくともジャンプスケアは無いし直接的な視覚恐怖も無いし、あらすじ知っておけばなんとかなるかも……と思い小説を手に取りました。

    小説の構成は各章がそれぞれ登場人物の主観になってて物語が進んでいく。ゲームのSIRENみたいな感じ。
    「田中」という名前のはずが急に「山田」になってたり、反復表現とは思いにくいような二重の文章があったり、文章の流れ的に「稼ぐ」と思しき所が「嫁ぐ」になってたりと、ちゃんと校正されているのかなぁとちょっと思ったり……。いや私が知らないだけ

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    2023年06月02日
  • 犬鳴村 [小説版]

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    ネタバレ

    ほぼ映画と同様の内容。異能の血のルーツと思われる、母方の出自が匂わされたのが違いか。
    犬鳴村をダムに沈めるにしても、いくら差別意識があるからってそこまでする?っていう部分にもう少し理由が欲しかった。

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    2022年04月04日
  • 牛首村〈小説版〉

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    映画では描写されていなかったが、牛首村の祭と称される因習が凄まじく、滅多にしない事なんだけど、その箇所は飛ばし読みしてしまった。

    ただただ、ヒトコワの物語。


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    2022年02月28日
  • 牛首村〈小説版〉

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    村シリーズ三部作目。最後はそうなるのか。と納得してしまいました。難しい内容も無く読みやすい文庫でした。焦燥感とミステリーの混ざり合いがあり、ドキドキしながら読み進めることが出来ました。

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    2022年02月08日
  • 犬鳴村 [小説版]

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    文章は読みやすくサラッと読める。

    内容は都市伝説の犬鳴村を題材にしている。
    厭なシーンもあるけど、都市伝説にもなっている存在しない村なのに主人公含め見つけて行ける人が多くて「都市伝説とは??」って感じでした。

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    2021年03月22日
  • 犬鳴村 [小説版]

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    地元の超有名心霊スポットが舞台なので読んでみた。
    福岡県民なら知らない人はいないと思うくらい有名な所。
    ホラー映画は怖いので見れませんが、本ならいける。
    実際に行ったことはないけど、とても有名なので、どんな場所でどんな雰囲気で
    とか分かるので全く場所を知らない人より怖く感じたかも。
    だけど、きっと映画の方が怖そう。
    本は、ミステリー感が強いように感じました。
    久しぶりの文庫本は、サクッと読めて良かった。

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    2020年07月20日
  • 犬鳴村 [小説版]

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    最近CMでやたらと映画版の犬鳴村の告知を見るなぁ…と気になっていたところにこの本を見つけてしまい…

    映像でのホラーがやや苦手な私は、「活字で読んでみて大丈夫そうだったら映画も見るか!」くらいの、気軽な気持ちで読んでみましたが、怖いというより、まぁ気味が悪かった…(褒め言葉です)SFとかサスペンスに近い印象です。


    映画版に関しては見ていないので何とも言えないのですが、作品としてはダムの底に沈んだという犬鳴村の持つ謎めいた雰囲気と、続々と起こる地上での溺死という奇妙な死、最終的に過去に起こった「ある出来事」をきっかけとする血筋の問題を結び付けて、作品の背景に常に不気味な雰囲気を作り出している

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    2020年02月10日