著者の「燻製道士」氏は某酒造メーカーにお勤めの会社員のかた。ある雑誌で見かけた次の一文に出会い、“心をわしづかみに”され、“古い中華なべを引っ張り出し、網と蓋とスモークチップをそろえて、燻製をはじめてみたのだった”のだそう。
燻製道士が出会ったその文章とはこんな文章。
「中華鍋ひとつあればきっちんですぐにできる、簡単で、おいしい燻製です。難しい手法は何ひとつありません。ちょっと一杯! と思いたった夕暮れ時に、10分あれば燻製のできあがり」
なるほど、これはつかまれちゃいます。私も心をわしづかみにされて、わざわざ書いちゃいました(笑)。