蔵本雄一のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
「もしも社長がセキュリティ対策を聞いてきたら」の第2弾。
第1弾と同様、セキュリティ対策について
経営層とコミュニケーションを取る際に、
どうしたらより理解してもらえるか、解説しています。
今度は入門編と題し、第1弾よりもより具体的に、
ありがちな失敗例と、なぜ失敗したかの分析、
うまくコミュニケーションがとれた事例が書かれています。
その事例の数や、29パターン。
素朴な疑問、無理難題、いずれの事例も極めて具体的で、
実際の現場で「あるある」なリアルさ。
経営層とのコミュニケーションのみならず、
「セキュリティ?よくわかんない」とおっしゃる方に
説明する時にも使えそうです。
コミュニケーション方法だけでなく、
セキュリティ対策の基本的考え方や
リスク分析手法などの説明もあり、
コミュニケーションをとる準備段階にも
使える知識がたくさん。
レイアウト、文章も見やすく、読みやすい。
セキュリティ対策の基本について、
足固めしたい方にもおすすめです。 -
Posted by ブクログ
セキュリティ対策に関する基本的な考え方や
アプローチ方法を体系的に学べる本。
当たり前のところもあるものの、改めて気づきが得られ、
セキュリティについて考えるときに大変参考になった。
マーケティングの考え方がセキュリティにも活かせる
というのは新たな知見だったかな。
【勉強になったこと】
・セキュリティ対策についても定量化が必須。
そのための手段としてFMEAというものがある。
リスク優先度算出時の構成要素:
発生頻度、影響度、防御困難度
それぞれに対して4段階で点数化し、
優先度の高い内容から対策を施していく。
場合によっては、影響度のポイントを上げる。
・セキュリティは「監視的コスト」
・セキュリティ対策
Get Secure:セキュアにする
- システム化、教育といった対策
Stay Secure:セキュアに保つ
- 検知、可視化、改善
・セキュリティでは問題解決のPDCAを回すことが重要。
Problem-Finding:問題発見
Display:可視化
Clear:問題解決
Acknowledge:確認
・PEST分析
Political:政治的環境要因
Economic:経済的環境要因
Social:社会的環境要因
Technology:技術的環境要因
・セキュリティ対策の4段階
準備 → 検知・分析 → 根絶・復旧・封じ込め
→ 事件発生後の対応
検知・分析部分の強化が早期発見への近道。
・セキュリティルール作りの際の考え方
ポリシー:情報セキュリティに関する基本方針
スタンダード:実施する対策
プロシージャ:利用する製品や管理手順
・内部不正に対しては、
機会、同期を下げることで発生頻度を下げるのがよい。
一例として、
操作ログを取得する
操作ログを分析する
管理者権限は申請時しか利用させない
セキュアな領域での作業は必ず2人1組
といったのがある。
・セキュリティ対策のCIA
機密性:アクセスできる人だけアクセスできる
完全性:更新権がある人のみ修正できる
可用性:いつでも使える
・マッキンゼーの7S
Shared Value(価値観):ソフト
Strategy(戦略):ハード
Structure(組織):ハード
System(システム):ハード
Skill(スキル):ソフト
Staff(人材):ソフト
Style(スタイル・社風):ソフト