井ノ口馨のレビュー一覧

  • アイドリング脳 ひらめきの謎を解き明かす

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    アイドリング脳という新しい概念を知り、これまで何となく思っていたことを科学的に実証された思考と実験の軌跡を分かりやすく説明されており興奮が止まらない。ひらめきを生み出すことに必要で明日からの生活を豊かに変えるコツがたくさん詰まっている。最後に僕自身の仕事も紹介していただいており、素直に嬉しく思った。

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    2025年01月31日
  • 記憶をあやつる

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    老若男女問わず楽しめる一冊。STEINS;GATEが好きな人ならワクワクするのでは。脳の機能を真摯にわかりやすく著されています。この本で、脳科学の面白さを知り得たけれど、精密且つ不完全な脳に自らをゆだねている恐ろしさもあり…。脳の可塑性と記憶の符号化を体感できないのが残念だが、それもまもなく…。

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    2020年09月21日
  • 記憶をあやつる

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    記憶には、意味記憶やエピソード記憶といった、語ることができる陳述記憶と、手続き記憶や条件反射といった、語ることができない非陳述記憶とがある。また、数分から長くて十数分ほどで消えてしまう短期記憶と、それ以上の比較的最近の記憶や遠い過去の記憶(遠隔記憶)といった長期記憶とがある。
    脳は、情報が入ってきたことで特定の神経細胞が刺激された場合、その神経細胞とシナプスでつながる複数の神経細胞がひとつのグループ、セルアセンブリ(細胞集成体)を作り、活動する。同じ刺激が何度も繰り返しやってくると、これに対応するためにシナプスのつながりが強くなるという変化が起こる。このセルアセンブリがひとつの記憶を保持する、

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    2016年10月04日
  • 記憶をあやつる

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    NHK教育テレビでやっていたのでついでに理解を深めるために。
    シナプス可塑性について、記憶の仕組みについてを比較的分かりやすく解説した本。著者自身中学生までの知識で理解できるだけの内容ですって言ってるけど途中の言葉や内容は専門家しかわからないようなものも多少あったので難しかった。
    記憶は睡眠時に定着することと、長期記憶が失われてしまったあとにまた思い出すという現象は現在説明がつかないという点が印象的だった。
    よってテスト前日に徹夜してそのままテストに挑むのはやはり効果がなかったのですね。
    あとは脳外科手術の際、開頭して電気刺激を与えられた患者が、昔経験した記憶を思い出したという事実。結局自分で

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    2016年09月16日
  • 記憶をコントロールする 分子脳科学の挑戦

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    分子脳科学、特にヒトの記憶を司る「セルアセンブリ仮説」について解説した本ですが、高校生や一般向けに行なった講演をまとめなおしているので、総じて表現が易しくわかりやすい。脳科学や心理学、生態学などは複雑に絡み合っていますが、これから大きな発展が望める研究分野だと思います。私の脳はトロけてしまう前にその謎が解明され、人類の歴史の1頁が刻まれるところを見てみたいですね。

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    2013年06月23日
  • アイドリング脳 ひらめきの謎を解き明かす

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    デフォルトモードネットワークなどの研究のお話。

    研究内容の面白さもさることながら、研究者マインド的な部分も面白く読ませていただきました。

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    2025年01月11日
  • 記憶をコントロールする 分子脳科学の挑戦

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    同氏の記憶をあやつると内容はほぼ同じ。記憶をあやつるのほうが内容が充実しているのではないでしょうか。

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    2016年09月17日
  • 記憶をあやつる

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    いったん海馬に蓄えられた記憶は大脳皮質に転送されて長記憶に変わるとの事。あと、マウスレベルの実験だが、他のマウスの経験記憶をそのような経験のない別マウスに打つ底とに成功したらしい。これを確実にできれば、PTSDの治療に役立つはずと著者は確信している。ということは悪用も可能なわけで、それはちょっと心配。

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    2015年08月28日
  • 記憶をコントロールする 分子脳科学の挑戦

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    記憶という現象を分子レベルから解明する研究に取り組む著者の講演をまとめたもの。
    脳科学の世界は、まだまだ分かっていないことが多く、これからの学問ということなのだろうが、記憶をコントロールすることでPTSDなどへの対処を行おうとしていることなど、今後の期待は大きい分野であると感じた。

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    2014年02月01日
  • 記憶をコントロールする 分子脳科学の挑戦

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    脳科学の本はいくつか読んだが、分子生物学的なアプローチというのは初めて。遺伝子で記憶を探ろうというのが、ある程度成功しているのに感銘を受けた。作者が農学博士というのも勇気をもらった。

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    2013年12月20日
  • 記憶をコントロールする 分子脳科学の挑戦

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    海馬
    陳述記憶
    エピソ-ド記憶・意味記憶
    手続記憶
    最近記憶・遠隔記憶
    記憶を思い出すのに必要な部位と記憶を貯えている貯蔵場所は必ずしも一致しない。
    遠隔記憶のある場所 大脳皮質

    記憶はどのように蓄えられるか?
    セルアセンブリ仮説
    光遺伝学
    アロケ-ション
    記憶が保持される仕組み

    遠隔記憶のナゾ
    カハ-ルのドグマ
    神経新生の役割
    海馬での記憶の消去に関与する。記憶は消えるのではなく、海馬から大脳皮質に移る。

    記憶と遺伝子の関係
    短期記憶と長期記憶
    記憶するときに、脳内のニュ-ロンで遺伝子発現やたんぱく質合成を必要とする記憶を長期記憶
    そうでないものを短期記憶
    シナプスの新生
    シグナルの伝

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    2013年10月06日
  • アイドリング脳 ひらめきの謎を解き明かす

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    ボーっとしている時間にも意味がある。寧ろ、知識を詰め込むような勉強をする時間よりも、頭を整理してアイデアを捻り出すには、ボーっとしている時間が必要だ。睡眠やジョギングなどでのデフォルトモードネットワーク、フロー状態。

    夢の中で解決策がひらめいた人でいうと本書でも紹介される化学者のケクレ。夢の中でベンゼン環の構造をひらめいた。同じく夢の中で元素周期律表を発見したメンデレーエフ。日本では湯川秀樹が原子核の中で陽子と中性子を結びつけている「中間子」のアイデアがひらめいたというのは有名だ。

    この本を読んで益々睡眠の大切さが分かる。一方で勉強時間のために睡眠を削るのは得策ではなく、そのために人間には

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    2025年03月15日
  • 記憶をコントロールする 分子脳科学の挑戦

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    ※内容は、記憶をあやつる、とほぼ同じ
    記憶をあやつる=脳の基礎知識+本書
    記憶、意味記憶やエピソード記憶といった、語ることができる陳述記憶と、手続き記憶や条件反射といった、語ることができない非陳述記憶とがある。また、数分から長くて十数分ほどで消えてしまう短期記憶と、それ以上の比較的最近の記憶や遠い過去の記憶(遠隔記憶)といった長期記憶とがある。
    脳は、情報が入ってきたことで特定の神経細胞が刺激された場合、その神経細胞とシナプスでつながる複数の神経細胞がひとつのグループ、セルアセンブリ(細胞集成体)を作り、活動する。同じ刺激が何度も繰り返しやってくると、これに対応するためにシナプスのつながりが強

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    2016年10月05日
  • 記憶をコントロールする 分子脳科学の挑戦

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    記憶について物理的にかなり解明が進んでいることを知り、驚いた。ただし、まだまだ不明な部分もあり、まさに黎明期なんだと。この本の趣旨とは違うけど、どうすれば記憶力が向上するのか、科学的な解説が欲しかった。

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    2015年12月17日
  • 記憶をコントロールする 分子脳科学の挑戦

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    脳科学の本。自叙伝的要素があり,若干タイトルとの乖離が見受けられるので,要注意。実践的な本とは遠く,研究の知見が簡単にまとめられています。「過去の瞬間に意識したことが記憶になって,現在の記憶を構築しているのです。」(p. 117)

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    2015年03月04日
  • 記憶をコントロールする 分子脳科学の挑戦

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    初歩から簡単に書かれているし、最先端の内容が盛り込まれているものの、どちらもすごいなというところにはいかんかったかなあ。頭がついてかなかったか

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    2013年09月24日
  • 記憶をコントロールする 分子脳科学の挑戦

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    若い時は記憶力が良いことだけが取り柄だったのに、今はもう見る影もありません。そこで悪あがきとは知りながら、記憶はどのように行われ保持されるかを知れば、少しは覚えたことを忘れるのが防げるのではと願いながら、今回読んだ種類の本は読むように心がけています。

    この本の著者によれば、脳の研究は意外と新しいようで、私の社会人生活(もうすぐ25年)と同じ程度のようですね。ということは今も進んでいる領域のようです。

    インターネットや携帯の発達で、覚えるべきもの、覚えていると有利なモノは昔とは変化したとは思いますが、記憶力をできる限りキープするのは、ボケ防止のためにも大事なことのように思います。この本のタイ

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    2013年07月21日