フランセス・アッシュクロフトのレビュー一覧

  • 人間はどこまで耐えられるのか

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    高温、低温、高さに深さなど、人間の身体の限界についての研究を紹介した本。
    同一高度でも、飛行機から急に放り出されたときと、その高度の山に登っていくときとで、生死が変わる理由とか、深くまで潜っていったときの血液中のあれこれとか、いろいろと新しく知ることがあって面白かったです。
    この本に書いてあるようなことを確かめるために自分で実験してみた人たちがいるって事も驚きです。

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    2018年11月12日
  • 人間はどこまで耐えられるのか

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    ネタバレ

    誰もが一度はなにかしら何かしらここにあるようなことは考えたのではないか?と思う、普遍的な問いを、いたって真面目に検証した本。

    普段は感じていないが、特に気圧について、状況によってはいとも簡単に凶器になりえるのだと認識した。

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    2017年12月26日
  • 人間はどこまで耐えられるのか

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    広く浅く人間の限界について知れて非常にためになった。ただあまりにも淡々と並列的に説明されるため、飽きやすいのが難点。

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    2017年10月05日
  • 人間はどこまで耐えられるのか

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    暑さ、寒さ、高地、宇宙…人間が挑戦してきたあらゆる極限。他にも日常生活の些細なきっかけから人体の限界を探る。生理学をわかりやすく網羅してくれる科学読み物。
    偉大な探検家や宇宙飛行士の話も興味深いけど、著者が日本の砂風呂を体験したエピソードなど日常生活の失敗例から学ぶ人間の限界も面白い。

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    2015年11月17日
  • 人間はどこまで耐えられるのか

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    標高や深海、暑さや寒さ、果ては無重力空間といった極限状態に人体はどこまで耐えられるのかを科学的に明らかにする生理学一般書。様々な歴史的事例や身を張って実験した科学者たちの研究結果の数々を追っていくだけでも面白く、昔の潜水服のへっぽこ具合には思わず笑ってしまった。また、人類の速度の限界についての章で扱われるドーピングの歴史は興味深いものがあった。こういった決して必要な知識ではないけど、日常の中で抱く疑問を丁寧に掘り下げていく内容の本はちょっとした時間の合間に読み進められるしとても楽しい。

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    2015年08月15日
  • 人間はどこまで耐えられるのか

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    高さ、深さ、暑さ、寒さ、速さ、そして宇宙。人間の限界を決めるのは体温や酸素の要素が大きい。

    高いところに登ると肺の中は水蒸気が増える。高度1万mを越えると純粋酸素を吸っても肺の中の酸素分圧が上がらず酸素を取り込めなくなる。およそ飛行機が飛ぶ高度だ。飛行中に窓が割れたり扉が開くと酸素マスクを吸ってじっとしていればなんとか耐えられるが、それまでの余裕は30秒ほどでパイロットが有効な行動を取れる時間はわずか15秒ほど。機内を加圧せずに酸素なしで飛行できる高度は3000mと決められており、高高度を飛行中の機内は1500m〜2400m相当に加圧されている。高山を登る鍵は早く深く呼吸することで、体内のC

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    2015年07月12日
  • 人間はどこまで耐えられるのか

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    世界で初めて全身麻酔を用いた手術を成功させた、華岡青洲は有名な話だが、
    昔から生理学者は自分や家族の身体を実験台に、研究を行ってきた。
    しかしながら、潜在的な危険性は未知数で、人間が生存できる限界もわからないため、
    日本を含む各国で、捕虜や服役囚を人体実験にしたと言われている。
    科学の進歩の裏で、人間の命に関する研究には暗い影がつきまとうようだ。
    あらゆるものに光と陰があるんだな。

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    2014年08月19日
  • 人間はどこまで耐えられるのか

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    ネタバレ

    【読み易さ】
     やや易しい
    【気付き】
     ★★★★・
    【ハマり】
     ★★★・・
    【共感度】
     ★★★・・

    人間が生命を維持することができる高さ、深さ、寒さ、熱さの
    限界はどこなのか。
    限界に近づいた時、人体はどのような反応をするのか。

    限界点は計算で求められるものではなく、
    これまで危険を顧みず、限界点に挑んできた人達の歴史でもある。

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    2018年08月05日
  • 人間はどこまで耐えられるのか

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    科学者魂 命をかける。おそらく死んでも本望なのだろう。なぜならば自分がやりたいことをやっているから。
    そんな天命ともいえる仕事に巡り合う旅はつづく。

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    2013年11月09日
  • 人間はどこまで耐えられるのか

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    酷暑の頃、エアコンのない灼熱部屋で、些か自虐的な気分で第3章の“どのくらいの暑さに耐えられるのか”から読み始める。一応の目的を果たした後は読んでは積み、積んでは読みで随分時間がかかった。1~4章で高山病、潜水病、熱射病、凍傷などの生理メカニズムが説明されており興味深い。第5章“人間はどのくらい速く走れるのか”ではM・グリーンの当時世界記録100m9秒79が紹介されているが、具体的な限界数値については記されていない。9秒60なんて予言しなくて良かったね。最後の第6章及び7章は宇宙に関して。宇宙は私の大好物!

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    2012年09月04日