岩坂彰のレビュー一覧
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最新科学の啓蒙書なので、結論は常に留保付だけど、いろいろ興味深い。メインテーマは「依存症」。過去の恐怖の人体実験から、変態とは何ぞやといったつかみ、脳内麻薬様物質の働く様子まで、おもしろエピソードもモリだくさん。人間の脳みそは進化の過程でいきあたりばったりの増改築を繰り返した結果だそうで、まあ21世...続きを読むPosted by ブクログ
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脳はコンピュータに正確さや処理能力では劣るかもしれないが、並列思考で優位である。
大規模設計事務所はCADなどのデジタル化によりクリエイティヴィティが減っているという。Posted by ブクログ -
遺伝的な要因がもたらすいろんな差についての話。有名なやつから最近の知見まで網羅してあって基本書として利用できるだろう。Posted by ブクログ
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■ 快楽回路
悪徳なドラッグも、美徳とされるエクササイズも脳にとっては同じ「快楽」である。
■ 依存する
依存してしまうと、思った程快楽を感じなくなる。
しかし、しばらく間を取ってから摂取した場合、以前よりも大きな快楽を得ることが出来る「感作」が生じる。
■ 遺伝
太りやすい太りにくいと言う脳...続きを読むPosted by ブクログ -
凄い、人の脳には知らないことがまだまだ沢山ある
動物が変わった自慰行為をすることも、デブもコミュ障も恋愛ですらそもそも遺伝子の問題だとか、人間を知るために必読の本な気がするPosted by ブクログ -
脳内物質の放出や脳内部位の活性化の観点から快感について解説する本
依存症患者は強い快感を得ているわけではなく、快感の閾値が高く、そこに達するための渇望のために、依存に陥るというのは、非常に勉強になった。
また、惜しかった結果は、達成したものと同じような快感に感じることなど、パチスロのようなギャン...続きを読むPosted by ブクログ -
脳に電極を埋め込んでマウスや猿、人間を使った実験が多かった。かなり脳のニューロンや化学物質に踏み込んだ話が多いので読み応えがあった。Posted by ブクログ
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「快感」とは何か、なぜ人は快感に「依存」してしまうのかを、神経科学的視点(主に脳の腹側被蓋野とドーパミンの働き)から解き明かす。快楽というと真っ先にクスリ、アルコール、セックス、ギャンブルなど非道徳な行いが思い浮かぶが、ジョギングや冥想、学究に至るまで人間の「動機」あるところ、必ず快楽があると言って...続きを読むPosted by ブクログ