田村正之のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
BSテレ東「マネーのまなび」でおなじみの田村正之氏が、新NISA開始直前に出した新NISAとイデコについて書いた本。いい加減そうな態度で頼りなく見える著者だが、分析や研究は精緻だし、着眼点が面白い。本書も参考になる点が多く役立った。良書。
「岸田文雄政権が打ち出した資産所得倍増プランに基づく新NISAへの変化はとても大きなものです。日本人の資産形成を一変させる、「革命」とも言えるほどの潜在力を持っています」p3
「(投資に対する誤ったイメージ)多くの人が「何がいつ上がるか当てなければならない」と思い込み、投資に尻込みしてしまいます。しかし本書に書いたような長期投資のシンプルなルールさえ知っていれば、誰でも老後を安心して過ごせるだけの資産形成は可能です」p4
「十分な資産を持つことは人生の選択肢を広げ、生きていく自由度を高めます」p5
「何がいつ上がるかわからなくても、「長期」「分散」「低コスト」というルールを守れば資産は増やせます」p43
「(機会損失の防止)突如として急な上昇をすることがあり、それを「稲妻の走る瞬間」と呼びます。その瞬間に市場に居続けなければ、成績は大きく悪化します。そして「いつ稲妻が走るかは事前にはわからない」ということも同時に覚えておくべきです」p44
「株が94年間で約7620倍。年10%。債券と不動産がともに4%台なので、株式の収益力はやはり群を抜いています」p50
「まずお金を3つに分類する。「生活防衛資金」「特定目的資金」「余裕資金」」p115
「2%のインフレが20年続くと、お金の価値は3割強も減ってしまいます」p130
「(NISAの金融機関を選ぶポイント)①品ぞろえ、②コスト、③サービス(著者はSBIか楽天を推奨)」p137
「(イデコ)受給時は原則課税です。一時金で受け取るときは退職所得控除、年金で受け取るときは公的年金等控除という税制優遇がある(NISAは、最後まで非課税)」p149
「(米国の企業型DCである401k)15年継続加入した人の平均資産は、44万6000ドル(6200万円弱)」p186
「(米国のDCでは、元本確保型投信は認めていない)401kの元本確保型資産は全体の1割にすぎません。一方で日本は、企業の75%が預貯金に指定しているなど、企業型DCの資産の4割が元本確保型となっています」p187
「(401kは投資額も大きい)401kの従業員と会社を合わせた年間の拠出上限は6万6000ドル(2023年)(約920万円)です。日本の企業型DCの上限額は年66万円ですから、桁違いです」p187
「(DCが資産形成の1丁目1番地)DCでの成功体験はDC以外での株や投信の保有を促している」p188
「(英国は米国以上に積極的)2012年以降、すべての企業の従業員はDCなど企業年金に加入、給料の一定比率以上を拠出させた(強制的に公的年金を補い、定年後に備えさせる)」p188
「(年金の控除)公的年金等控除は最低年110万円。他に所得がない場合は年48万円の基礎控除も加えた額が実質的な非課税枠になるので、最低でも年158万円になります」p200 -
Posted by ブクログ
ネタバレマネーの学びで革ジャンでお馴染みの田村氏の著書。 人生のお金にまつわる内容が盛り沢山。
・年金を年1万円増やすには、生涯年収を180万円上げればいい。
・高齢2人世帯 平均3.3万円取り崩す必要有り
・国民健康保未納が50%というのはデータの綾。実際は1.7%しかいない。
・65歳受給と比べて総受給額が上回るのは11年11か月
・繰り上げ返済をすると、障害年金も貰えない。
・住民税をわざと非課税にする運用方法も有るが、リスクも有り
・老齢在職年金を受けて働いている期間も収入に応じて年金が増える。
・専業主婦 106万円越えで目先は手取り減でも将来取り戻せる。
・労金 IDECO スペシャルサイト 節税シュミレータが計算しやすい。
・企業型DCはイデコより有利なしくみ 税金が安くなる -
Posted by ブクログ
図やデータが多く比較的読みやすい一冊。
印象に残った点としては、NISAの年初一括又は積立(ドルコスト平均法)の選択に関し、リターンとしては前者に優位性があるという事実をデータを用いて明確に説明している点。後者の手法はいわゆる「安心」を得るためのものとし、自分なりにこの論点への腹落ちを得られたと思えた。
後半ではNISAとiDeCoの併用についてや、iDeCo受給時にかかる税への対応についてパターン毎の具体的説明あり。iDeCoは当初掛金に対する所得控除がクローズアップされるが、受給時の対応如何によっては税が差し引かれることをきちんと認識できた。
今後の資産形成に欠かせないNISAとiDeCoの両制度について、両者の概要はもとより、相違点、年代毎の活用方法などが網羅的に解説されており、十分元は取れました。 -
Posted by ブクログ
・「就業者vs非就業者」の比率は変わらない
・株主になることが大切
コーポレートガバナンスが浸透すると労働者ではなく、株主への配分の比率が上がる、この結果世界中で株価の長期的な上昇が起こっている
・株価の上昇率は世界全体のGDPの上昇率を上回り続けている
・年金=総合保険、高収入でも月20万程度
・22年10月、全会社員イデコ加入可能時代に
・22年4月以降、65→75歳に受給開始を繰り下げると受給額が1.84倍になる、60歳に繰り上げる場合と比べて2.4倍もの差になる
・65/70受給時と比べ、総受給額が上回るのは受給開始後11年と11か月
・70/75歳受給時と比べ、総受給額が上回るのは受給開始後16年と11か月、91歳11か月と結構長い
・100歳まで生きれば、65歳受給と2,100万円もの差に
・70歳まで厚生年金加入で働くと年金は大幅増、22年4月に毎年年金が増える在職定時改定が導入
・株価は同じ調子で上がるのではなく、時折凄まじく大きな上昇を見せる、そのときに市場に居続けていないと大きな成果を失う、普通の人は予測不可能と割り切ってずっと毎月積み立て続けるなどするしかない
・非課税口座では長期の値上がり期待が大きい株式投信中心で運用、預貯金は課税口座で運用し、資産全体で自分の考えるアセットロケーションになっていれば良い
・投資優遇制度の王様、イデコ
①掛け金が全額所得控除
②運用中は非課税で増やせる
③受給時にも税優遇あり
・節税額の計算は中央ろうきんのサイト
イデコと検索すれば「節税シュミレーター」と言うところで見れる
・掛け金は上限額を目指す
・選択制DCで給与減額方式を選択する場合、選択制の掛け金は給与ではないため、税・社会保険料がかからない -
Posted by ブクログ
第2章に書かれてあるコストや長期、分散投資の優位性、またインデックスファンドやNISA、確定拠出年金の説明は、投資初心者に対しては非常にわかりやすく、読みやすい内容であったと思います。
更に3章以降、外貨投資や医療と保険関連、持ち家と賃貸、年金、相続まで詳細に言及されております。
個人的に外貨投資は海外ETFを通して経験しておりますので、内容は理解できました。また、医療や保健関連はまわりと比較しても病院に行くことが多い人間ですので、ある程度は把握しているつもりです。
ただし、相続に関してはここまで細かいものかと、初めて知ることが多くて驚きました。まだ、先の話とは考えておりますが、色々と大変なんだということは理解しておいて損はないですね。
全般を通しての感想としては、わかりやすく書かれてあって、対象年齢は20代や30代も含まれているなと思いました。特に20代、30代の人間は、今後の人生において読んでおいて損はない本だと思います。 -
Posted by ブクログ
年金についての本です。
僕もこの本を読むまでは年金を誤解していた箇所がありました。
この本を読む事で解消されました。
年金は破綻せず、老後の収入の柱になるものと思われます。
・公的年金は本来 、長生きリスクに備える保険である
・構造的に年金は破綻しない設計になっている(マクロ経済スライド。物価上昇率>年金増加率)
・インフレ耐性がある(物価が上がればある程度年金額も上昇)
・物価連動の仕組みは、民間の保険では無理
・将来的に、年金受給者と保険料納付者の割合が一定となる時期が来る(団塊の世代の方々が亡くなる事でバランスが取れて来る)
年金が破綻すると思われる方は、自分自身で年金を用意すれば良いかと思います。