河原れんのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
借り本。
高校時代から恋人同士だった淳一と泉美。同乗したバイクで事故に遭い、淳一を亡くした泉美。そんな彼女が立ち直り、生きていく決意をする軌跡を描いたストーリー。
読み始めの部分が抽象的でわかりにくかったというか入り込めないというか。
読んでいくうちの答えがわかってきて。
あそこのあの表現はこれだったのね・・・みたいな。
同乗してたバイクで恋人を失ってしまった悲しみ、辛さ・・・。
それはその当時の記憶を忘れてしまうほどの衝撃を与えていたんだと思うと胸が苦しくなった。
ただ・・なんとなく断片として残った記憶によって、必要以上に苦しみを感じることになっていた泉美の描かれ方はちょっとせつなかった。
そこまで苦しめなくても・・・みたいな。
本当は覚えてたのでは?とか思ってみたりもしたけど、それは読者的にも意地悪かな。
悲しみを乗り越えていく手段、方法は人それぞれなんだと改めて思わされた。
ただ・・大事な人を失くした人は同じ経験をした人がみるとわかるものなんだなぁって。
出雲で出会ったおばあさんと泉美の会話で思わされたし、そのやりとりで泉美自身が救われたような気がした。
そこまで引っ張った展開をさせたのかも?!
この本を読んだのはあの地震のあと・・。
ある日突然、大切な人を失うこと・・・読んだあと、なんともいえない感覚が心に残った。
うまくいえないけど・・・かなりせつない気持ち。
現実は・・・立ち直るのはホントに大変。
泉美みたいに、ある意味簡単ではないのかも。
いや・・・そんなに簡単なことではない!