今谷明のレビュー一覧

  • 近江から日本史を読み直す

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    ネタバレ

    東西の日本をつなぐ要衝の地・近江から日本史を描きだした本。

    京都に近い位置にある近江を視点に据えて、古代から近代までの日本史の流れが書かれています。

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    2021年04月14日
  • 戦国期の室町幕府

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    まだ途中。禅宗寺院の外交・財務官僚組織としての役割を論じた前半部分が非常に面白い。
    室町幕府はそれなりにしかりした官僚機構と統治能力があったのではないかという気がする。特に京都周辺の行政権の接収こそが、幕府がグダグダになっても滅ぼされずに200年持った要因になっているのではないか。
    ただ、叙任権闘争や帝国教会政策と、禅宗・旧仏教の対立や朝廷の役割が対比されているのではないか?とも感じた。今谷氏の視点は非常に洞察力があり、アイデアとしても鋭いものを感じるが、時に海外の物差しで日本史を測ってしまっていないか、という危惧の念を抱かせる。そうした議論が煮詰まると、当時は王朝(=現在天皇制と中傷されてい

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    2009年10月07日
  • 封建制の文明史観 近代化をもたらした歴史の遺産

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    09/01/23 前半は興味深く読むことができたが、後半は封建制論の論争史的になり興味が殺がれた。
         しかし、今谷さんの本は知的刺激に溢れてる。

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    2009年10月04日