古賀弥生のレビュー一覧

  • 青鉛筆の女
    多重構造?パラレルワールド?
    こういった凝った作りの小説、大好物です。

    本当の主人公は青鉛筆の女。
  • 完璧な秘書はささやく
    一人称で語られるサスペンス小説。派遣から正社員になった「私」から物語は始まる。憧れの社長と主人公の関係がとてもわかりやすい。主人公の性格も都合良く利用されそう。それでも最後まで読ませてくれた筆力と終わりかたが最高だった。
  • 完璧な秘書はささやく
    CL 2023.3.1-2023.3.3
    不穏なんだけどぐいぐい読ませる。
    ラストが怖い。そうくるか。
  • 完璧な秘書はささやく
    大手スーパーマーケットチェーンの社長マイナの個人秘書のクリスティーン。忠実に完璧に仕事をこなすクリスティーンの日々がある出来事から徐々に狂い出す。お互いの信頼の上で成り立っているはずのものがどこからか不穏な空気が漂い出す。マイナが不信感を抱いたところからの緊迫した展開が面白い。
  • ブラック・スキャンダル
    2018年10月30日の早朝、アメリカ・米ウェストバージニア州
    ヘーゼルトン連邦刑務所内で、ある囚人が死亡しているのが発見
    された。

    ジェームズ・”ホワイティ”・バルジャー、89歳。FBIの十大指名手配
    犯に名を連ねたボストンのアイルランド系ギャングのボス。16年間の
    逃亡の末に逮捕され...続きを読む
  • 青鉛筆の女
    積読2年、ようやく読みました。

    ある家から発見された
    ①スパイスリラー小説
    ②「改訂版」と言う名の謎の小説
    ③著者に対する編集者からの手紙
    で構成される小説
    三つの場面切り替えの中で、少しずつ著者の状態がわかっていく仕掛けや、時代背景に振り回されている様子が伝わってくる。
    大仕掛けだけど、親切な描...続きを読む
  • 夏の沈黙
    文庫落ちにて再読。
    自分の読みが浅かったのか、初読時より構成の深さとかに感心したので評価アップ。良く出来てるわ、この作品。
  • 青鉛筆の女
    今までに馴染みのない新鮮な形式の作品。手を加えた小説原稿・担当編集者の手紙・元の小説原稿の3つの読み物が順番に登場する。意味がわかるようなわからないような複雑な心境のまま読み進めることになった。最後になるほど、と考えさせられ、じわっとくる。不思議な作品。再読予定。
  • 夏の沈黙
    イギリスの作家「ルネ・ナイト」の長篇ミステリ作品『夏の沈黙(原題:Disclaimer)』を読みました。

    「アンソニー・ホロヴィッツ」に続き、イギリス作家の作品です。

    -----story-------------
    あなたはこの結末に驚愕する!
    全世界に衝撃を与えたデビュー作

    テレビのドキュメ...続きを読む
  • 青鉛筆の女
    真珠湾攻撃と言う、宣戦布告のない卑怯な攻撃があり、米国で産まれた米国人なのに日系人である作家が「青鉛筆(校正)の女」という編集者によって、文章をメタメタに改竄させられる話。そもそも書き直すことがしんどいのに、自分の出生をことごとく否定させられる行為は、日本人の血が流れてなくとも非常に憤慨させられる。...続きを読む
  • 夏の沈黙
    辛い話で解説に心に浮かぶのは絶望、それとも希望だろうか…。希望と言いたいし再生してほしい。難しいでしょうが。離婚は正解と思う。この夫は助けにならない。
  • 青鉛筆の女
    ある登場人物の感情が次第に高まっていき暴走し始める過程が生々しかった。ラストのオチにはもう一捻り欲しかった。
  • 夏の沈黙
    ロンドンが舞台
    キャサリン:ドキュメンタリー制作者
    ロバート:弁護士 キャサリン夫
    ニコラス:キャサリン息子 25才 電器店勤務
    スティーヴン:元教師
    ナンシー:スティーヴン妻「行きずりの人」作者
    ジョナサン:スティーヴン息子 スペインの海で溺死

    イヤミス 話の展開は上手いが個々の独白への引き込ま...続きを読む
  • 青鉛筆の女
    ハードボイルド、スパイ物、編集者の手紙と3つの物語が展開されていくが後半にいくにつれて繋がっていく。
    編集者の手紙のパートはイマイチ読み取れなかった。展開はそれなりに面白いのだけど驚きが少ない。
  • ブラック・スキャンダル
    LHの機内サービスで英語、英語字幕で見ました。まあ、やくざ映画、例えば、アウトレイジのようなセリフのカッコよさ。ここにつきます。子役がすっごい印象的だった。お母さんもかわいかったんだけど、すぐ出てこなくなって残念。まあノンフィクション?じゃあ仕方ないか。なんか、もうちょっと足りないかなーって思いまし...続きを読む
  • ブラック・スキャンダル
    ヤクザをうまく使えると勘違いしたFBI捜査官が逆に絡めとられ、悪事の片棒を担がされる。
    カンバーバッチの上院議員はべつに悪くなく、むしろ兄貴の悪事の割を食っただけ。
    実話だけにヤクザの周到ぶりと暴力が際立つ。手触りとしてはグッドフェローズに近い。