あらすじ
人里はなれたところにある〈ザ・ローレルズ〉で、過去の新聞記事をスクラップしながら、わたしは回想する――英国の大手スーパーマーケットの社長マイナ・アプルトンの秘書として活躍した日々を。長くわたしは、完璧な忠誠心と職務遂行能力をもって、私生活を犠牲にしてまで彼女に仕えてきた。マイナの父を会社から追い出したときも、名誉毀損で記者を訴えた裁判のときも。強い信頼で結ばれたこの関係は、ずっと続くと思っていた――オフィスに警察がやってくるまでは。予測不能の展開に、じわじわとにじみ出る怖さ。俊鋭が放つ、傑作サスペンス!/解説=若林踏
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Posted by ブクログ
一人称で語られるサスペンス小説。派遣から正社員になった「私」から物語は始まる。憧れの社長と主人公の関係がとてもわかりやすい。主人公の性格も都合良く利用されそう。それでも最後まで読ませてくれた筆力と終わりかたが最高だった。