積読2年、ようやく読みました。
ある家から発見された
①スパイスリラー小説
②「改訂版」と言う名の謎の小説
③著者に対する編集者からの手紙
で構成される小説
三つの場面切り替えの中で、少しずつ著者の状態がわかっていく仕掛けや、時代背景に振り回されている様子が伝わってくる。
大仕掛けだけど、親切な描かれ方で混乱せずに読むことができた。
解説にも助けていただきました。
現実と架空の話を織り交ぜて描くあたりの凝り方
とか他の人にはない作風で新鮮だった。
漫画だとシマダトラノスケさんあたりの感じ。
もっと他のぶっ飛んだ話も和訳してほしい。