あいだいろのレビュー一覧
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ネタバレ今にも窓から飛び降りそうな儚げな少年と、少しだけ心を通わせている一回り年上の青年という組み合わせがまさに自分の嗜好にどんぴしゃで、読んだ瞬間脳の中で「あ、これだ..」と変なものがじわぁっと流れました。
1巻2巻は舞台を整えるためにあったのですね。比較的日常的な事件の繰り返しで、怪異と向き合いつつそれが新たな日常になっていましたが、ここにきて今度はその日常がふっと崩れるかもしれない、という無常感も漂い始めて。で、その中心にいるのがかつて周りから浮いていた死にたがりな少年というところが、なんというか、全能少年の信望者としてはたまらないです!
一気に物語が奥深くなっていくので、読み始めの方には是 -
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花子くんの(創作)話をして、と我が子が風呂で仰る。そう言われてもまったく知らない作品なのでお父さんお話作れませんよ、と言うと、じゃあ漫画読んで、あるから!ということで読んでみた、というのがきっかけです。
妖怪漫画というと僕の年代だとぬーべーのような、ちょっと夜寝付きが悪くなるような怖い作品なのかなと思いましたが、本作はファンタジックであり、また、コミカルであり、読んでいて楽しいものでした。どうもこのあとの展開は楽しいだけでは済まされなさそうな匂わせもありましたが、なるほど、小学校低学年の娘が気に入るだけのことはある、ワクワクさせる作品だなと思いました。
続きが気になります。子どもとともに楽 -
無料版購入済み
ちょっとごちゃっとした少女漫画っぽい絵は私の好みではなかったですが、話はとても面白かったです。おばけもそこまで怖くないので、安心して読める感じ。学校の怪談はいつの時代も定番ですよね。
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Posted by ブクログ
どの学校にもある「学園七不思議」。その中にある「トイレの花子さん」が主役のお話。
と言ってもこの漫画の花子さんは男の子で、
所謂「トイレの花子さん」→「トイレの花子くん」という奴。
花子くんの性格は陽気で明るく、でも怪異としての薄黒さもある。
ヒロインの八尋寧々の能天気な「お願い」を叶えようとする姿にどんなに親しみやすくても人間ではないのだと再確認する。
しかしそれが悪いのかと言われればそうでもなく、ヒロインの起こしたある行動を助けた事によって、運命共同体のような関係になってしまった花子くんと八尋さんが繰り広げる話の展開に笑いつつ、泣きつつ、キュンキュンしつつ、気付けば17巻でした。
話の内 -
Posted by ブクログ
ネタバレ"「先輩はもう一度花子に会ったら どうするつもりですか?
…どうしたいですか?
オレ…宿泊学習の夜に ある人から…教えてもらったことがあって」
「教えてもらったことって…?」
「ヒトが 怪異になる方法」"[p.102]
表紙絵、特装版の方は花子くんも居て、2人も笑ってるんですよね……。
うるっときてたのに米酢玄米で笑ってしまった。源先輩顔が良いのに服のセンスが最悪でそれも笑う。
光くん割と普通に出迎えてくれたな……と思ってた矢先の73話後半がやばい。
三葉周りで泣いちゃったところで、また波乱な展開。
続きが怖い、寧々ちゃんも光くんも更に言えば茜くんも、大切な人のためにふ