金澤裕之のレビュー一覧

  • 幕府海軍 ペリー来航から五稜郭まで

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    おもしろかった。日本海軍の成り立ち、海軍から観た幕末といった別の名前で出しても遜色ないほど多岐にわたりかつテーマは外していない。最近、題名と中身が違う本ばっかりだったから本当に良かった。

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    2025年07月21日
  • 幕府海軍 ペリー来航から五稜郭まで

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    ネタバレ

    幕府海軍がテーマという事で物珍しさに購入。明治海軍の土台として幕府海軍が大きな役割を果たした事を理解した。日本海防の近代化に大きく寄与した幕府海軍の知名度が低い事は残念である。
    ぜひ一度本書を手に取ってほしい。

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    2025年02月10日
  • 幕府海軍 ペリー来航から五稜郭まで

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    修士課程の先輩に当たる著者、前著がおそらく博士論文ベースの学術書で、本書は新書で個人的なエピソードや感想、推測なんかも含まれているので読み物として面白いし、幕府海軍のことはあまり知らなかったので学びも大きかった。
    気になった話がいろいろあって。アメリカへ咸臨丸が渡って修理を受けた時、マクドゥーガル中佐が修理箇所の一つ一つを勝に説明して了解を得ており、それに勝が貴官が適切と考えるなら貴官の判断でと言ったときに「指揮官たる者、平素から索の一本、板の一枚に至るまで自分の艦を把握していなければ、嵐に遭ったときなどに艦を守れない。だから私はどんなに小さなことでも貴官に説明し、了解を求めているのだ」と回答

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    2025年02月16日
  • 幕府海軍 ペリー来航から五稜郭まで

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    現役の防大准教授 (2等海佐) による幕府海軍成立以前から成立、そして崩壊に到るまでの研究。
    単に歴史を時系列で追うだけでなく、海軍とは何かにはじまり、幕府海軍が遺したもの、そして今日の海軍 (海上自衛隊) の役割までがまとめられている。
    幕府海軍については、戊辰戦争等の戦記的なものは目にする機会があるが、その成立、組織、装備等についてコンパクトにまとめられたものは少ない気がするので、面白く読めた。

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    2025年01月14日
  • 幕府海軍 ペリー来航から五稜郭まで

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    幕末を扱った時代劇だと負けてばかりの残念な幕府海軍。でもゼロから近代海軍創設を目指して苦闘した歴史として読み直すと敬服してしまう。

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    2023年06月04日
  • 幕府海軍 ペリー来航から五稜郭まで

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    日本海軍は幕府海軍からスタート。海軍士官養成のための長崎海軍伝習所が設立され、オランダ留学組も加わり、榎本脱走海軍へ繋がる。日本初の太平洋横断した咸臨丸であるが実質はアメリカ人の操船によるところが大きい。オランダで造船された開陽丸は当時日本最大の船(2590トン)であったが、江差沖での座礁沈没は榎本にとって痛恨の極み。とにかく、榎本軍にとっては天候による影響が大きかった。今と違って天気予報もわからないし、1000トンにも満たない船ばかり。

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    2023年05月20日
  • 幕府海軍 ペリー来航から五稜郭まで

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    幕府海軍が、13年かかり、単なる船の集合体から艦隊行動の始まりまで成長し、明治の海軍に引き継がれた。

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    2023年05月07日
  • 幕府海軍 ペリー来航から五稜郭まで

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    幕末から明治にかけて、13年だけ存在した「幕府海軍」。
    徳川の私設水軍から、近代的な海軍への編成、さらに明治になって日本国海軍を経て、海上自衛隊につながる遺伝子。
    歴史や、水軍、海軍とは何か、海外との関わり、明治期の内戦など、通り一遍を新書でまとめてあるので、とても深いものではないが、いつの間にか素直に読み切ってしまう入門書。

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    2023年09月12日
  • 幕府海軍 ペリー来航から五稜郭まで

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    幕府海軍っていうけど、実は13年しか存在していない。
    さらに言えば、当時アジア最強の海軍とか言われていたけど、さしたる戦功もない。
    でも人材(特に現場の人間)を輩出したことは確かで、その観点では明治海軍の礎となったんだね。

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    2023年06月17日