エミリー・ブライトウェルのレビュー一覧

  • 家政婦は名探偵

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    ウィザースプーン警部補は医師の死体を前にただ困っていた。どこから捜査に手をつけるべきか。
    家政婦のジェフリーズ夫人と話すといつだっていいく考えが浮かぶのに。
    彼女は何と言っていた?

    人の良い紳士な警部補と警部補のお屋敷の面々。
    警部補に恩義を感じ、その人柄をしたう彼らは、お屋敷の主人のためにこっそりと事件の捜査を始める。
    被害者の医師の近所の評判は?
    彼が使用人に休暇を与えた理由とは?
    ブレーンのジェフリーズ夫人の指揮の元、彼らは動き始めて。

    何度もこの警部補大丈夫?と思い、ジェフリーズ夫人の強かさが怖いくらい。
    ハングマンも真っ青ですよ。
    ラストの警部補に、ようやく彼を想う使用人達の気持

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    2020年12月16日
  • 家政婦は名探偵

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    ネタバレ

    今まで読んだ中では、わりと清潔感のあるヴィクトリア朝が舞台のお話(笑・同じヴィクトリア朝ものでも結構リアルに不潔感漂う描写が書かれてるのを読んでたので。
    使用人探偵団のわちゃわちゃ具合とウィザースプーン警部補のいいご主人加減がなんともいえずかわいらしい。
    謎解きよりもそっち主軸かなぁ。

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    2016年10月28日
  • 家政婦は名探偵

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    英国ヴィクトリア朝、スコットランドヤードの敏腕警部さんは、実はただのお人好しで捜査能力ゼロ。
    彼のお屋敷に仕えるハウスキーパーをはじめとする使用人達がこっそり捜査をして、さりげなく旦那様を正しい方向に誘導して事件解決へ導いている…というかわいいコージーミステリ。


    思ったほどヴィクトリア朝っぽくない、上下関係ゆるめで現代的なファミリーっぽい使用人だし、和気あいあいと捜査をしてるので、私の期待した「クールで統率の取れた忠義の使用人軍団」ではないほのぼの系でしたが、
    『親切なご主人様が大好きで恩返ししたいし、なにより退屈な仕事よりワクワクするし!』という理由で一致団結する使用人たちが素直でよいで

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    2015年11月28日
  • 家政婦は名探偵

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    ヴィクトリア朝コージーミステリ。まぁコージーなので当たり前と言われればそれまでですが、思ってた以上にライトで、もうちょっとガッチリ組み上げられた構成を期待されてるとちょいと残念な部分もあり。
    使用人それぞれに得意分野を生かしながら探偵活動をしてたりと各登場キャラがそれぞれに好感度が高いので、そういうノリを気軽に楽しみながら読む感じですかねー。

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    2015年10月25日
  • 家政婦は名探偵

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    英国ヴィクトリア朝コージーミステリ。
    人はいいが推理力のない警部補に仕える使用人たちが、力を合わせてご主人様のために事件を解決する。
    にぶいご主人様に時折イラッとしながらも、プライドを傷つけないように真相に誘導していく家政婦が面白い。彼女が聞き込みにいくと関係者がすぐ喋ってくれるのがちょっと都合よすぎ、という気はするが、そのへんは深く考えずに右往左往する警部補と使用人軍団を楽しむ本だと思う。

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    2015年08月31日