阿部佳のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【本の内容】
国際的なシティ・ホテルに集う人々は千差万別です。
そのゲスト達の不満、トラブル、観光案内から尋ね人探しまでを速やかに解決してしまうのが「けっしてNOとは言えない」職業のコンシェルジュなのです。
チーフコンシェルジュが明かす究極のおもてなしとは。
そして、ホテルをもっと楽しく使いこなす方とは。
[ 目次 ]
プロローグ お手伝いできることはありませんか?
第1章 なじみの薄い職業ですが
第2章 コンシェルジュになるまで
第3章 ロビーは舞台、コンシェルジュは役者
第4章 ホテルも風景、スタッフも風景
第5章 コンシェルジュランドへようこそ
第6章 アクロバティックなサービス -
購入済み
本書自体は、既にコンシェルジュ業についている人にはとても役に立ちそうですが、私にはとてもハードルが高いことばかりで、このような業種で働いていなくて良かったと心底思いました。
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Posted by ブクログ
著者は、1992年にヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルにコンシェルジュとして入社し、現在グランド ハイアット 東京のロビーアンバサダー/コンシェルジュを務める、日本のコンシェルジュの草分けのひとり。本書は、2001年に出版され、2010年に文庫化されたもの。
2015年3月のNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」に出演した著者に魅かれて手に取った。
コンシェルジュは、著者も述べているように、欧米(特に欧州)での認知度・ステータスの高さに比べ、現在の日本では必ずしもメジャーな職種とは言えない。日本古来の旅館に見られるおもてなしのカルチャーを思い浮かべれば、欧州発祥のホテルのコン -
Posted by ブクログ
最近(2015/09現在)、コンシェルジュが主人公の連ドラを見て、ドラマの内容はさておき、コンシェルジュの仕事内容に興味を持ったときに出会ったのがこの本でした。
コンシェルジュは「NO」とは言わない(言えない?)職業とのことで、仕事内容や心構えには本当に頭が下がりますが、逆にエスカレートして理不尽なことを要求してくるお客さんもいるのでは?とヒトゴトながら心配です。
でもプロのコンシェルジュは理不尽な要求にも何かしらの方法を見いだして対応するんだろうから、そういうウルトラ対応集みたいなの読みたいなぁ。
・・とは言え、プロほどそういう「困ったちゃん」については広言しないものかもしれませんね。 -
Posted by ブクログ
東野圭吾さんの「ホテル・マスカレード」を読んで、ホテルの仕事ってすごいなあ、面白いなあ、と思っていたところ、タイミングよく「プロフェッショナル仕事の流儀」でホテルのコンシェルジュが取り上げられていて見入ってしまいました。
こういう「プロの仕事」を見るのは本当に気持ちいいです。日々、自分のことでいっぱいいっぱいの私には到底想像もできない所業です。人の心に寄り添って、最大限の満足を引き出すため考える、想像する、創造する…その尊さ、素晴らしさ。仕事は人と人のつながり。接客とは無縁の私にも参考になるお話でした。
欲を言えば、同じような話を繰り返すのではなく、もっとどんなお客様がいて、どんなふうに考 -
Posted by ブクログ
ホテルの「コンシェルジュ」という職業。
その内容はよく知らなかった。
この本を読んで「コンシェルジュ」という職業の奥深さを知ると同時に、どんな職業でもプロに徹するということの難しさと素晴らしさを感じた。
最近、自分でホテルの予約をするようになり、ホテルを身近に感じるようになった。
と、同時にホテルが「泊まる場所」から「過ごす場所」に変化した。
そうなると、ホテルのスタッフの対応や動きに否が応でも目が行く。
そしてこのスタッフの対応がホテルでの時間の快適さを左右することも知らされた。
今までは、快適さはホテル側が提供してくれるものと思っていたけれど、快適に過ごすためには自分自身がホテルを上手に利