佐伯和人のレビュー一覧

  • 月はすごい 資源・開発・移住

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    満月の明るさは半月の8倍

    高日照率地域に着陸、探査開発のためにも、ピンポイント着率技術が必要(半径50m以内)

    太陽風から得られるエネルギーはどのくらい蓄えられるのか、今後の研究課題←めっちゃ多い!今後明らかになることがたくさん

    ダイソン球 恒星を覆ってエネルギー有効活用←発想のスケールが違いすぎる……そんな巨大な人工物、建造にどのくらいのコストがかかるのだろう……

    「宇宙というだけで面白がっている人が宇宙に住んでも、きっと退屈な日常生活が待っているに違いない」

    最高にワクワクする本でした

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    2024年02月05日
  • 月はすごい 資源・開発・移住

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    最近、日本の民間企業のispace社が探査機の月面着陸に挑んだニュースがありました。
    結果は残念ながら失敗でしたが次回に期待です。
    こんなニュースもあったので、この本を読んでみ
    ました。
    月に基地を作り、人類がそこに住むということが夢物語ではなくて、現実の話として可能性があるということがわかりました。
    月は毎日50分くらい遅く地面から昇ってくるとか、月の地面には太陽から飛ばされてきた水素が突き刺さっているとか、いろんなことを知ることができました。

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    2023年06月10日
  • 月はすごい 資源・開発・移住

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    背表紙面のオビアオリに曰く「月で一旗揚げたい人のためのガイドブック」とある。
    もはや、月は遠くに見上げてただそこに在れば良いというシンボル的な物ではないようだ。

    いよいよもって月面移住を見据えた時に、月ってどんな所なの?持って行くべきものは?気を付けるべき点は?ウサギはいるの?…etc.とあたふたしないように備えておく意味でも、月研究の動向は追っておいた方が先々において思いもかけないようなチャンスを掴む事が出来るかもしれない。特に若ければ若いだけ、マジで生きてるうちに渡月の可能性があるかも、くらいに思っておいて良いように感じた。

    やっぱり差し当たって最大の障害は降り注ぐ放射線への対策だろう

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    2022年10月03日
  • 月はすごい 資源・開発・移住

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    月に行くことはすでに夢物語ではなくなった。今では月をどのように活用するのか議論・実証実験がなされている。その執筆時点(2019年)での最新状況を伝えている。月での資源(水、鉄、水素など)をどう採掘するのか、月基地は溶岩トンネルのような洞窟に建築すると効率的だとか、熱や放射線対策が重要だとか、月で人類が活動するために課題となっていることを知ることができる。米国やロシア、中国など宇宙開発に積極的な国々の政治的な駆け引きなど、「世の中そうなっているんだ」という気づきもある。

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    2022年02月03日
  • 月はすごい 資源・開発・移住

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    月は!凄い!すごいんだね!
    テラフォ拡張のコロニーでルナが出るけど、なるほどルナを押さえたら強い訳だ!と。でも火星移住まで考え始める頃にはルナ押さえてもなーってならない?ならないのかな?つまり月は!凄い!!

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    2020年02月10日
  • 月はすごい 資源・開発・移住

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    少年時代に宇宙に関するテレビ番組などで宇宙に興味を持ち、JAXAなどに関わるようになった筆者。月の資源、開発、移住の可能性から宇宙探査と移住にまで話が広がっている。

    月に人が行くだけでもどんな困難があるかを科学的に、しかし極力分かりやすく解説されている。大気がない故に猛スピードで飛んでくる隕石の欠片や太陽風と放射線などがある。また、「地球から物を移動させるコストが1kgあたり1億円」というのは、月面開発をするなら資源を現地調達しなければならないという大前提として説得力がある。

    結びでは「なぜ宇宙開発が必要か」という壮大なテーマに少し触れている。ガンダムなどSFの世界でも多く語られてきており

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    2023年01月22日
  • 世界はなぜ月をめざすのか 月面に立つための知識と戦略

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    単純な岩石のかたまりというわけではなくて、地殻やマントル、核がどうやらありそうで、さらに表(地球の方を向いている面)と裏でかなり地殻の組成が異なるそうだ。
    アメリカがアポロの着陸地点等を歴史的遺産として保護するという目的で、一定範囲の立ち入りや上空の飛行などを禁ずるという取り決めを作ったらしい。
    人類史上、とても重要な科学的・歴史的遺産にはちがいないが、こうすると月のある場所(範囲)を占有できてしまうというあたりがいやらしい。中国なんかこれを狙って、なんとか探査船の着陸や有人探査の痕跡を残したいともくろんでいるんだろうなと思う。月まで行く科学と技術がありながら、結局陣地の取合いみたいな事になり

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    2022年05月24日
  • 月はすごい 資源・開発・移住

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    月についての本は地形,文化や天文学などの観点からの本が多くて,この本の様に地質学的な観点からの本は少ないように思える.もちろんそれ以外の観点からの基本的なことがらについても丁寧に説明されていてとても読みやすく,同じような本がなかなか見当たらなかったので,購入した.

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    2020年10月14日
  • 月はすごい 資源・開発・移住

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    はやぶさ2のネタがあまりにホットで、月のことを忘れそうになってた。むしろ文科省やJAXAでは月のほうが熱いらしい?

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    2019年12月22日
  • 月はすごい 資源・開発・移住

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    アポロの月面着陸しかイメージ持ってませんでしたが、レゴリス、宇宙放射線等で月探査の難しさを認識できました。中国はもとより、イスラエル、インド等の動き。日本もはやぶさで喜んでばかりはいられませんね。 それから、月って以外と大きい、ということを太陽系の天体大きさ比較で教えてもらいました。

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    2019年12月19日
  • 世界はなぜ月をめざすのか 月面に立つための知識と戦略

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    かなり興味深い内容でした。月の表面温度に始まり、知らない事だらけ。いつも何気なく見上げていた月が非常に面白い対象になった。そもそもの生誕も諸説あり謎とのこと。放射性物質がある事など科学を超えた様々な思惑の対象となるのだろう。

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    2017年12月29日
  • 世界はなぜ月をめざすのか 月面に立つための知識と戦略

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     かぐやプロジェクトに参加した科学者が、月の科学的な紹介とともに、日本が月探査を継続する必要性を熱く語る。かぐやの成果の部分はちょっとお手盛り感を感じた。月の地質学的価値に重点。

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    2015年09月06日
  • 世界はなぜ月をめざすのか 月面に立つための知識と戦略

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    第2章の「今夜の月が違って見えるはなし」が良かった.盆のような月が衝効果によるものであるという件は特に面白かった.また、「かぐや」による数多くの成果もおぼろげには知っていたが、これだけ素晴らしいものだとは驚きだ.中国が着々と結果を出していることには、警戒が必要だろう.

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    2015年02月22日
  • 世界はなぜ月をめざすのか 月面に立つための知識と戦略

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    世間ではなかなか注目されていない月の研究についてJAXAの研究員でもある作者が現状や今後の展望を紹介している。月の探査衛星「かぐや」の実績紹介などは開発メンバーの作者が書くと手前味噌な感じもあるが普段のメディア報道ではしれないことが多くあり良本だと思う。ただ「詳細は後で」の部分が非常に多く内容の構成はもう少し考えてほしかった。

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    2015年02月10日
  • 月はすごい 資源・開発・移住

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    月に関してこれほど深く学んだ事はなかった。1番身近にある天体として月は短であり、豊富な資源が含まれている可能性がある。また、宇宙開発の足がかりを月に置くことで宇宙が要因になるかもしれない。人類は地球を離れて生存できるようになるのであろうか?

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    2024年11月24日
  • 月はすごい 資源・開発・移住

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    月はすごい

    著者:佐伯和人
    発行:2019.9.25
    中公新書

    著者はJAXA月探査「かぐや」プロジェクトの一員で、惑星地質学、鉱物学、火山学が専門。月の地質や鉱物などが中心に書かれているが、もっと広い範囲で月についていろいろ勉強できる。潮の満ち引きについての説明まである。

    月に水はないが、水の氷(月では水以外の氷も存在可能らしい)が存在する可能性があるのないのって大騒ぎしているのを、僕は不思議に思っていた。月に人が住めるわけでもないし、水があったらどうだというのだ?と思っていた。最も期待されるのが、ロケットの燃料らしい。水は酸素原子と水素原子でできているから、電解すると水素ガスと酸素ガ

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    2021年03月29日
  • 世界はなぜ月をめざすのか 月面に立つための知識と戦略

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    世界が月を夢のフロンティアや資源の宝庫と思っている、というほどの感触はなくタイトルは煽りに近いが、月を開拓する意義や課題がわかりやすく書かれている。

    特に意義については、筆者の個人的見解も強いだろうが、月を目指すための協調作業が外交上の安全保障策になること、そして月と火星を開発できれば人口問題・資源問題が解決されて人類平和につながるという考えは新鮮だった。

    月について現時点で分かっていることが分かりやすくまとまっていて、それが内容の多くを占める。メジャーでないアイディアも含まれているようだが、主流でないこと自体をきちんと書いてる。

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    2014年11月03日