藤沢烈のレビュー一覧
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手国会議員による日本国の国家戦略論
直面する「人口減少」を悲観的に捉えるのではなく、前向きのチャンスとしようとするもの
若さでダイナミックなリードを期待し、お願いしたい
キーワードは「米百俵」だと思う
我々は現世利益ではなく、未来への投資を第一義として取組みたいもの
入り口で議論が活発なのは是とするもの
社会保障を高齢者のものではなく、全層に渡るミニマムの社会制度とするのは新たな切り口
しかしプラスオンだけでは国民は疲弊するばかり
誰かが言っていたとおり「社会主義国家」への道である
既得権の社会保障を減らすことが政治のリーダーシップと判ってはいるが
選挙を考えると易きに流れる
ドイツの -
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ネタバレ○NHK(Eテレ)の番組『新世代が解く!ニッポンのジレンマ』の中から、2013年3月に放送された「僕らの復興論」と「僕らの地域活性化作戦」の2本を、放送の未公開部分を含めて再構成・書籍化されたもの。
○開沼博氏や古市憲寿氏など、1970年以降に生まれた論客(?)により、第1部は東日本大震災からの復興について、第2部は地方の活性化について、それぞれの見解を元に議論。
○第1部については、論客それぞれの立場から「復興」についての考え方、実情、今後について、建設的な議論がなされている。特に、「当事者」としての考え方については、大変興味深かった。この当事者意識については、第2部でも登場するため、本書の -
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小泉進次郎が中心となった小泉小委員会「2020年以降の経済財政構想小委員会」について、その始まりから500日間の活動を追いかけたもの。著者は一般社団法人RCFというNPOを立ち上げて東北復興支援に取り組む中で、復興大臣政務官であった小泉進次郎との知己を得た。小委員会でもオブザーバーとして参加することとなり、小泉進次郎を中心とした活動をかなり近い位置から見ることとなった。当然、その立場は小泉進次郎寄りであるため、辛辣な批判的視座には欠けるかもしれないが、内容的には十分読者が判断できるだけの材料を提示されている。
小委員会は、人生100年時代となって、政府の在り方も変わらなければならないのではな -
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昨年6月9日に「骨太の方針」が閣議決定された。そこには小泉新次郎を中心とした若手自民党議員が議論してまとめ上げた提言である「人生100年時代の社会保障へ」、「こども保険」などが自民党の政策決定プロセスに乗って取り入れられている。
本書ではそこに至るまでの議論が詳細に綴られている。リンダ・グラットンの著書「LIFE SHIFT(ライフ・シフト)100年時代の人生戦略」をベースにしていても日本人の国民性や様々な立場の人を配慮(まぁ、選挙対策もあるのだろうけど)しての議論はとても熱い内容で読み応え十分です。
とはいえ、100年時代の人生戦略は政府に頼っていて全て解決できる問題ではない、我々一人一人が -
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・復興では被災地の人たちが主語になっていなくてはいけないと感じたので、外から入る人間が「プロヂューサー」を
名乗ってまちづくりをするのはおかしいと気づいた。立ち位置をコーディネーターに直した。
・市場起点マーケティングから、社会起点マーケティングへ。社会課題を抱えた被災地で「自分たちの会社ができること」
を考えることは、市場自体を新しく生み出すルールメイカーへの道へと繋がっている
・これから企業は必ず社会的な存在になる。RCFで企業のCSR部署の方々と関わることは、時代の最先端の仕事だと思って転職しました
・支援ではなく、パートナーシップと呼ぼうとしています。支援という言葉は支援者が主語 -
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NHK Eテレで放送されていた『ニッポンのジレンマ』
2013年3月に放送された回の未公開部分を含めた書籍化。
この番組を知ったときには、もう後半戦というか、残り回数が少なくなっていて。
もっと早く知りたかった番組でした。
一度だけ番組の公開収録にも行きましたが、本当に楽しくて有意義な時間で。
盛り上がる議論というのは、聞いていてとてもおもしろいです。
もっと続いてほしかったなぁ。
本書は「僕らの復興論」と「僕らの地域活性化作戦会議」の2回をまとめたもの。
当時は東日本大震災の後ということですが、この時の議論が今どこまで実現されているのか。
そんな風に見てもおもしろかったです。
難しい -