まんしゅうきつこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
こ、こんな読後感の漫画ある…?
1p目をめくって1話読み終わった後は「あれ、なんかこんな漫画なの?ひえー」ってまあ引くんだけど、恐る恐るページをめくって読み進めるといつの間にかひぃひぃ言いながら爆笑している。「何だこの漫画サイコーかよ!」とまで思う。しかし1冊読み終わった後だんだんのっそりと不安な気持ちが沸いてきて「もしかして、私もアル中かもしれない…」と思いはじめたら最後、その妄想に取り憑かれて何をやっても身が入らない。過去にやらかした酒席での失敗を思い出し昨日の酒量を反省ししまいには「そうか、私はもう二度とお酒が飲めないんだ…」と悟った気持ちになり涙まで出る。この感情のhigh&l -
Posted by ブクログ
一度耳にしたら忘れられない作家名でお馴染みのまんきつさん。
デビュー当時アル中だったと知り、興味をひかれ読んでみました。なかなか独特の画風&いっちゃってる目付きに面食らうも、読んでるうちにだんだん可愛くみえてきました。
アルコールを口にしたと思ったら「気が付けば朝……」の無限ループにめちゃくちゃ笑った。いや笑えないんだけどね。
私も毎日飲酒はしているけど、家で一人で泥酔するってことは滅多になくて、大人数で飲むと楽しくなって飲み過ぎ、そしてやらかすという経験はしばしば……。
ただ初のトークイベントで泥酔して登場、そのままおっぱい露出☆というまんきつさんのエピソードはあまりに強烈すぎて、今後超えら -
Posted by ブクログ
これは賛否両論になるのは必至の本。
評価する側は、おそらく依存症でない人(あるいは依存症を認識できていない人)で、お酒の失敗ネタが微妙に面白く、あるあると共感もし、その上女性の失態なので下世話な興味も満足させてくれるからだ。
一方で眉を顰める側、すなわち自身が依存症の人、依存症から辛うじて脱出した人、家族や周りに依存症を抱えている人にとっては、依存症をネタにし、しかも扱いが軽く、おまけに彼女の再飲可能性が極めて高いことが手に取るようにわかるからだ。
中島らものように、結局は破滅を受け入れる結果になるのか、あるいは再生を果たした小田嶋隆のようになれるのか、もし才能があるのなら、是非とも再生を持続