小池みきのレビュー一覧
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無料版購入済み
おしゃれへの考え方がわかる
著者の美容に対する熱がすごく伝わってきます。著者の昔と現在の変化を、骨格、顔、髪など身体のパーツごとに描かれてあります。他にも、気持ちの変化もあって、学びがあります。髪の毛の話では、私も昔同じような感じだったのですごく共感しました。
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Posted by ブクログ
「百合のリアル」を読んでから読むか、これを読んでから「百合のリアル」を読むべきか悩む。たぶん「百合のリアル」を読んで、これを読み、再度「百合のリアル」を読むとより一層面白いのではないか。
牧村朝子さんというレズビアンを公言している方が「百合のリアル」という本を書いた。それはレズビアンという枠では無く、人として、自分が他者からどうみられようとしても自分であるということを強く意識させる本だった。
この漫画は「百合のリアル」を編集された方が描いたものである。
タイトルの通り、シェアハウスにやってきた牧村朝子さんをめぐるショートショートなのだが、わりとネガティブだ。「あまり好きじゃない」「 -
Posted by ブクログ
『百合のリアル』がおもしろかったので、著者の牧村朝子さんがメインで出る漫画ときいて。……と思ったら、漫画の作者さんがまさしく『百合のリアル』の企画や作画をやっていた方だったんですね。なるほど。このコンビはなかなかいい相性です。
漫画は決して重くなく面白い。35人の大所帯シェアハウスの同居人(且つ、特別に仲が良かったというわけでもないらしい)という距離感がよかったのかなと思う。当事者が描くとどうにもずっしりきてしまうこともあっさりライトに済まされる。この本には、問題提起や「同性愛について知ってほしい!」という必死さがない。あくまで自分たちの面白おかしい出来事の中に、たまたまレズビアンという属性も -
匿名
ネタバレ 無料版購入済み必見
漫画家の小池みきは幼少期から「男の子」向けとして売られている服を母親から着せられていた。
それは母親からしたら単純に似合うからということだったらしいがご近所さんからは女の子にこんな服を着せて……という声もあったので今度は女の子らしい服を着せるという事態になっていた。
そしてみき本人は十代半ばの頃は男の服ばかり着る色気のない女子高生になっていた。
周りの女子からはかっこいいと言われていたが男子からは陰口を言われまくっていた。
大人になってライターとして働くようになってからもその服の傾向は変わらなかったが、二十代も終わりに差し掛かった時に自分がキレイでもかっこよくもないパサついて垢ぬけてい -
Posted by ブクログ
ネタバレ妻が購入してリビングにおいてあったものを呼んでみた。エッセー風の漫画で1時間もかからずにさらっと読める。
タイトルは2チャンネル風だが、内容はオドロオドロしいものではなく、淡々と同性を好きな女性がパートナーと出会い、フランスで結婚生活をするまでを描いている。
人によっては敬遠しそうなネタもさらっと書いてあり、読後感はとてもよい。個人的には「どうやってパートナーを見つけるのかしら・・」というのを気になっていたので、そのあたりに触れられているのが得した気分に。
最後に「レズビアン『だった』件」と過去形になっているタイトルの理由も解説つきで、きれいにまとまっている。ただ、正価で買うとなるとちょっ -
Posted by ブクログ
なんか考えてしまったのは、カミングアウトのときの反応について。
本書では、著者は「ふーん」で終わってしまっているし、その他の人もおおむね好意的な反応になっている。
僕自身ははまたちょっと違ってる気がするだよね。根掘り葉掘りいろんなことを聞いてしまうと思う。だって、同性愛者のことを全然知らないから。知らないことは、ただ知りたいと思う。
そういった態度は、人によっては失礼で鈍感なものなんだろう。
でも人によっては「ふーん」こそが、失礼で鈍感なものなのかもしれない。
「あえて、腫物に触れないようにしてるんじゃないか」
みたいな疑心暗鬼を生じさせるものなのかもしれない。
だから当たり前の話なんだけ