テレサ・アマビールのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
部下の仕事へのモチベーションを高め、進捗を促すにはマネージャーやリーダーは「進捗を阻害する要因を取り除き、進捗そのものをサポートする」ことを最も重要視すべき。
この考え方は、「人材の適材適所な配置や、有形無形の報酬によって人は動機付けられ、結果として仕事が進捗する」と当たり前のように考えてきた多くの人にとっては、にわかに信じ難いもののように思える。
しかし本書で紹介されている膨大なデータや、日誌という形で提供された働く人々の生の声が、大事な事を見逃していたことを教えてくれる。
翻訳でかつボリュームがあり、読むには苦労しましたが、マネージャー必読の書だと思います。
マネージャーでなくてもセルフマネジメントの方法論として新しい気付きも与えてくれる。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ印象に残った点
→1on1で、進捗の手助けを一緒になってすることが大切。取り調べや放任でなく。
・小さな出来事の力を裏付ける研究資料が増えてきている。ジムでの運動といった小さいが定期的な出来事が、幸福感を累積させることが判明46
・達成感、満足感、幸福感さらには高揚感といったポジティブな認識は、進捗の後についてくることが多い。嫌悪感といったネガティブな認識は、障害の後についてくることが多い。128
・内発的に動機付けされればされるほど、人が創造的になる。136
・(マネージャーでなく)仕事自体からフィードバックをもらう道のりの方が好ましい。137
★マネージャーが社員たちの進捗のサポートに力を注ぐべきなのは当然のことだと思うかもしれない。しかし現実はそうなっていない。社員のモチベーション向上のために最も重要な手段なのに。140、進捗ほどインナーワークを豊かにするものはない156
★やりがいを失くす四つの道「マネージャーや周囲に相手にされない」「当事者意識の喪失」「成果の不確実性」「単純労働」152
★★障害は、進捗が幸福感を増幅させる力の2倍以上の力で増幅させる。160
・7大触媒ファクター:明確な目標の設定、自主性、失敗から学び前進する等。172
★経営陣がすべてをチームに任せていたわけではない。折に触れて、全体的な目標を明確化すべくチームに協力していた。183
・チームリーダーとして取るべき行動、とるべきでない行動206 -
Posted by ブクログ
マネジャーにとって最も重要な仕事とは何か?
その答えは「チームメンバーに仕事の進捗を支援すること、仕事が進んでいる感を与えること」であり、それが最もチームのパフォーマンスを高める方法、と著者は説いている。
さらに効力が高いのは「チームメンバーのやりがいのある仕事の進捗を支援すること、仕事が進んでいる感を与えること」である。
「進捗の法則」が本書全体の中心的なテーマ。
進捗以外も合わせると、インナーワークライフ(仕事そのものから得られる個人的職務体験)に影響を与えパフォーマンスが向上する要素は以下である。
・やりがいのある仕事が前に進むよう支援する「進捗の法則」
・仕事への直接的なサポートである仕事に関する情報提供や人間関係構築、決断に参加させる「触媒ファクター」
・尊重、励まし、慰めなど感情的なサポートである「栄養ファクター」
良いインナーワークライフは、高い生産性・創造性・エンゲージメントを生み出す。
一連の仕事の中で自分がした作業の結果がわかるように各工程をデザインし、1日の出来事を考えて日報に書かせると、自分のプロジェクトへの貢献を理解することができる。
やりがいのある仕事にするために、自分の仕事が何かや誰かにとって価値あるものだと自分自身が認識すること、目標だけでなく目的がセットであること。マネージャーは仕事がどのように役立っているかを伝える必要がある。
やりがいを失わせてしまうきっかけを作らないことも大切。
①自分の意見やアイデアが無視されていると感じられること。
②自分の能力に見合わない仕事を与えられること。「自分にはもっと能力があるのに...」と思わせないハイな仕事を与える。
③自分の成果は認識されていないと疑念を抱かせること。
240人13,000日報から導き出された調査結果なので、情報リソースに偏りはあるが、納得感のある内容だった。
まとめると、マネージャーは
・メンバーにやりがいのある仕事だと感じてもらい、前に進めさせ、進捗をわからせる
・日々成長するための栄養を与え、感情的なサポートも施すこと
が大切である。 -
購入済み
進捗を実感することが仕事で成果を出していくためのキーポイント。
実践していくための Tips という意味ではまた別の知識が必要そうですが、考え方としては理解できました。 -
Posted by ブクログ
マネジャーと経営者に特に読んでほしい良本でした
あとWFHにも活かせるセルフマネジメント知識の一助にもなるかなと。
ただし、内容は重め(データ解説やストーリー等)で腰を据えて読む必要がある。
この本のメインは、
『やりがいのある進捗』がポジティブなインナーワークライフ(感情、認識、モチベーション)をつくる
そこには触媒ファクター(仕事支援)、栄養ファクター(感情支援)も必要というところ。
また、好きなところはここ。
進捗の手助けが重要か聞いてみた
『仕事が進捗するとモチベーションが上がるが企業が最高の人材を雇い、しっかり組織化されている場合、進捗は彼ら自身に任せるもの、毎日進捗の手助けの必要はない』
↓
ところが気にかける必要があるのだ。
高ステータス、優秀な人企業が陥りやすい点だと思った。
阻害、毒素ファクターを出さず、食い止め、
メンバーを尊重して、並走して目的を達成しつづけられるようなリードをしたいなと思った。
そして日誌は大事。
毎日の仕事終わりに『1日を振り返る』『次の日をプランニングする』ことの重要さが改めてわかった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレインナーワークライフと進捗の重要性という二つのテーマの本
数多くのマネジャーは、適切な目標設定と社員管理というものがもっとも重要だと考える中、
進捗や進捗のサポートが重要だよと科学的なデータ(統計的な?)に基づいた明確な根拠がある本だと感じた
進捗の法則
仕事のやりがいとは?
その仕事を価値あるものと自ら「認識する」こと
(内発的な動機が重要)
一方で、やりがいをなくす4つのことをマネジャーは行わないように喚起
・部下やメンバーの仕事やアイデアの無関心や否定
・自分の仕事への当事者意識
・自分の仕事は日の目を見ないと疑念を抱かせない
・メンバーたちに分不相応の仕事だと思わせない、また分不相応と感じさせる配分をしない
インナーワークライフ
とは?感情、認識、モチベーションである
インナーワークライフはパフォーマンスの4つの要素へ影響する
・創造性
・生産性
・コミットメント
・同僚性
■日誌をつけることの重要性と効果
■進捗チェックリストの活用
メモ -
Posted by ブクログ
・メンバーの進捗の管理こそがマネジメントにおいて最も重要
・進捗の管理をするには、インナーワークライフのことを理解してサポートすること。
・インナーワークライフは、職場での出来事に対する反応や状況認識を通じて体験する、認識・感情・モチベーションから成り立つもの。
・一連の仕事の中で自分がした作業の結果がわかるように各工程をデザインすること。
・やりがいのある仕事にするために、大切なのは自分の仕事が何かや誰かにとって価値あるものだと自分自身が認識すること。マネージャーは仕事がどのように役立っているかを伝える必要がある。
・仕事の価値を失くす行動を避けるべき。
やりがいを失わせてしまうきっかけは、
①自分の仕事やアイデアがリーダーや仲間から相手にされないこと。
②自分の仕事から当事者意識ぐ失われること。
③自分が従事している従事は日の目を見ないのではないかと疑念を抱かせること。
④頼まれた作業に対して、自分にはもっと能力があるのにと感じてしまうとき。
・やりがいのある仕事にするため、そして、やりがいのある仕事の進捗をマネジメントするためにチェックリストを用意する。
・その日一日の出来事を考えて日誌に記入することで、絶えず自分のプロジェクトへの貢献を思い出すことができる。
・要するに、マネージャーはメンバーにやりがいのある仕事だと感じてもらうこと、そして、そのやりがいのある仕事が前に進むように支援すること、そのためにインナーワークライフのサポートができる進捗の管理が大切だと言うこと。そして管理する方法として日誌が効果的であるということ。 -
Posted by ブクログ
ポジティブな感情、強い内発的なモチベーション、仕事仲間や仕事そのものへの好意的な認識。豊かなインナーワークライフを構成するこの3つが好循環する環境を作ることで、チームは高いパフォーマンスを発揮し、ビジネスを成功へと導く。これがマネージャーがしなければならない仕事。
「やりがいのある仕事が進捗すること」が最も大切である、と本書で述べているが、内発的な要素が濃く千差万別の“やりがい”に対して他者(外部)が働きかけることが出来るのだろうか?と以前から疑問に思っていた。
人間には、自己効力感 - 自分には望む目標を達成するために求められる作業をプランニングし、実行する能力があるのだという信念 - が備わっており、これが最も基本的な原動力だという。
自分の仕事が何かや誰かにとって価値のあるものだと認識すること、それによってやりがいやモチベーションを喚起させることは可能とのこと。
本書の結論は、様々な企業規模、幅広い業界の従業員にヒアリングを行った研究結果から導き出されたもので、非常に説得力があり腹落ちする内容だった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ▼NASAの清掃スタッフは「私は掃除することで、人類をつきに送ることに貢献しているのです。ロケットを飛ばす仕事をしています」と仕事に誇りを持っている。
▼マネジメントにおいて重要なのは、豊かなインナーワークライフ(個人的職務体験)を生み出す環境を作り上げることーポジティブな感情、強い内的なモチベーション、仕事仲間や仕事そのものへの好意的な認識を育める状況を作り出す事にある
▼進捗をサポートすることが日々社員のモチベーションを高める最善の方法である
▼マネジャーは進捗による内的モチベーションを用いることで、イノベーションを加速させる事ができる
▼チームリーダーとして取るべき行動
・チームの仕事に関係のある情報を定期的に集める
・プロジェクトに対する重要な決断をする場合はチームを参加させる
・チームの仕事に影響を与えるチーム外の人々との関係性を構築する
・プロジェクトを売り込む
・部下と部下の仕事を尊重する
・部下たちの達成を評価し讃える
・必要なときに、部下たちへの感情的サポートを提供する
・チームの友好関係や仲間意識を育む機会を作る
▼問題はチームのメンバーにではなく、チームのマネジメントにある
▼(ドラッカー)「マネジメントの目的は一人ひとりの人間の強みと知識を生産的たらしめること」
▼(部下が失敗しても)「自分がしたことを理解している限りは問題ない」 -
Posted by ブクログ
本章は進捗の支援の大切さが書かれている。各プロジェクトの日誌を通して発見した本質を捉えた重要な事実。どうしても条件を中心に考えてしまうが、実は日々のコミュニケーションと出来事をどうフォローし言葉に変えて伝えるか、また、困難に逃げずに立ち向かう姿がマネジャーとしての真の価値を表しているのを感じた。進捗とは日々のモチベーションと関連し成長の一端を大きく担っている。
一方でマイナスのこと。イコール障害となることは良いこと楽しいこと以上に影響力がある。それは人間の防衛本能から来ているもの。
個人的には最近始めた営業活動終了後の5分間ミーティングを続けながら過去の週報をもう一度見直してみる予定。