宮沢章夫のレビュー一覧

  • 長くなるのでまたにする。
    2022-2023年末年始にわたくしが読んだのは2015年単行本版である。

    2022に亡くなった宮沢さん。ほんとに惜しい人をー。
    NHKラジオ「すっぴん」に出てた時にはちょっとおかしな人くらいにしか思っていなかったけれど…。すみません。

    「稽古場レポート「舞台とその周辺」」で、シティボーイズの方...続きを読む
  • 長くなるのでまたにする。
    普段、結論から話さないと気が済まないのだが、
    敢えて結論を出さない宮沢章夫氏のエッセーが好きで、ほとんど読んでいる。
    いつもどおり、期待せずに読む。
    最初はまぁまぁ、中盤から「プッ」と
    思わず笑ってしまう話がいくつもあって、一気に読みすすむ。
  • NHK ニッポン戦後サブカルチャー史
    サブカルチャーとは何か?きっと人によって答えは違う。YMOに代表される80年代テクノと主張する人もいるだろうし、近年はアニメ色が強い。筆者はその定義を「逸脱」と宣言。それは王道の文化が優れているという上下の概念ではなく別の見方を得て視点を広げること。驚異的な情報量の年表も面白い!
  • 茫然とする技術
    色々な所で連載・掲載されたたエッセイをまとめたもの。今回はカタカナ英語あり、PC関係ありとバラエティに富んだ内容となっていますが、中味は至っていつもの宮沢ワールドです。つい見逃しがちな日常に潜むおかしなことをモチーフにボケたり、
    ツッコんだり著者ならではの演劇的なタッチを堪能できると思います。
  • 茫然とする技術
    一番最初に買った宮沢さんの本。
    高校の時の親友にすすめられて読み始めて以来のファン。
    ありがちょう、山田。
  • 茫然とする技術
    なんだこの本は!とんでもない本に出会ってしまった。シュール好きには感無量の1冊。表現の仕方1つでこんなにも世界が広がるものなのか。ボクにとっては座右の書。
  • 茫然とする技術
    誕生日にもらった本。初めて読んだ宮沢章夫で、宮沢章夫の中で一番好きかも。電車の中で読んでしまって大変なことになった。
  • 茫然とする技術
    宮沢章夫さんのエッセイはサイコウです。原田宗典さんと比較すると勢いはないのですが、ゆるゆると独特の世界に引き込まれて、気付いたときには「たばかられた!」と驚くこと請け合い。
    独特の三段論法、癖になります。
  • 時間のかかる読書
    読み終わった。読み終わったよ。
    時間かけようと思っていたのにあっというまだった。本編が気になってばっと一気よみしてしまって、どう解説?書くんだろう!と気になって読んでしまった。
    ああ。少しずつ読もうとしてたのに。

    狂人のこと、意識のこと、読書のこと。

    一番面白かったのは詩の速読の意味のなさ、とい...続きを読む
  • NHK ニッポン戦後サブカルチャー史
    サブカルチャーを、米国での誕生から説き始め、日本での変遷を10年刻みで、年代ごとにおっていく。詩、映画、ラジオの深夜放送、音楽、演劇、ファッション、企業のメセナ活動にいたるまで、著者の体験を交えて語られている。Eテレでの放送をほとんど見逃してしまっていたので、本書が出版されてよかった。著者が最後に述...続きを読む
  • 茫然とする技術
    "呆然"ではない。初期のエッセイなのか、とりあえず無茶な仮定を持って来てぼやくというスタイルが確立されている。90年代中旬なのでちょっと古いけど、コンピューターとの格闘をここまでだらしなく、じゃない、だらだらと熱意を持って書ける人もほかにいまい。
  • 茫然とする技術
    いつもながらの、この「落とされ方」は、好きなヒトにはたまりません。
    又は、「連れて行かれ方」というか。

    人生、よくわからないままでもいいじゃないか、と思えたり。
    人生、実のところこんなことが真理かもしれない、と勘ぐってみたり。

    考えすぎるもよし。
    考えてもムダだと味わうだけでもよし。
    宮沢章夫は...続きを読む
  • 『資本論』も読む
    「資本論」を「読む」ほん。
    そのまんまと言っちゃあそのまんまなんですが…。

    たまたま「資本論でも読もうかな~」と思ってた矢先に見つけてしまったのです。いやそもそも「資本論でも読もうかな~」ってなんだよって感じでもあるが。

    こういう風に「読んでいく」のもアリだな、と思う。
    というか、ほんの「読み」...続きを読む
  • NHK ニッポン戦後サブカルチャー史
    NHKで放送されていたときに観ていたので本でも読んでみました。
    「サブカルチャーとは逸脱」という。葉が印象的。
    逸脱していてこそ面白い。
    皆が好きになっちゃったらただの王道。
  • 時間のかかる読書
    タイトルに魅かれて購入。
    横光利一の『機械』を11年かけてゆっくりゆっくり読む試み。
    やっぱり遅読はええですな。
  • 時間のかかる読書
    おおいに奇妙な小説を、おおいに奇妙な読み方をする。
    狂人かもしれない語り手の、時間を曖昧にした語りをひとつひとつ丹念に読み解いていくことで、
    最後に「語りによるからだ」を見出す地点まで至った。


    主人
    軽部
    屋敷
  • NHK ニッポン戦後サブカルチャー史
    多岐にわたるサブカルを一望することに成功している。要所は抑えた良書である。
    10年ごとに区切ってその時代のトピックをまとめた前半、各年の主要なトピックをまとめた後半に分かれている。どちらも、思いの外広くポイントを押さえていると思う。筆者の目利きと知識の深さがモノを言う。
    前半の記載は「俺知ってる」的...続きを読む
  • NHK ニッポン戦後サブカルチャー史
    本書はNHK Eテレで『ニッポン戦後サブカルチャー史』として2014年8月から10月3日まで、全10回にシリーズとして放映したものをベースに構成したものである。
    当然のことながら、毎週リアルタイムでボクは視聴した。
    以前、宮沢章夫の『東京大学「80年代地下文化論」講義』を読んだくらいで、人物像を知ら...続きを読む
  • 茫然とする技術
     茫然かどうかは不明だが、のんべんだらりと思考?をつなぐように見えて、一部そうそうとうなづきながら読んだ。筆者は、たまには「どうもただ思いつくように見せかけてて、ちょっと恣意的になってないか」などとチェックしながら連載してたのかな?とか余計な想像をしてしまった。それくらいにくだらないが良い。
     氏が...続きを読む
  • ボブ・ディラン・グレーテスト・ヒット第三集
    帯にもあるように、私も一気読みしてしまった。
    『ボブディラン〜』よりも『返却』の方が私は好きだ。
    二つの小説が収録された本なのだ。
    感動したり、しみじみいいなぁと感じる事はないんだけれど、すらすらと読めて、夢の中の話のよう。不思議な感覚。
    新しい。