アルベルト・アンジェラのレビュー一覧

  • 古代ローマ帝国 1万5000キロの旅

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    ネタバレ

    この本は文句なしにすごく面白かった!トラヤヌス帝時代のローマ帝国にて一枚の硬貨が人の手から手へと渡って「旅行」する様子を小説風に追いながら、当時の風俗や法制度、人々の生活などをつぶさに観察していく。国境の要塞、船旅、首都ローマのにぎわい、国際色豊かな植民市、戦争や戦車競技、産業、商業、奴隷労働、食事、ロマンス…。話題は尽きない。そして何より文章がうまいのだ。スリル満点の戦車レースや戦闘の部分は思わず手に汗握って読みふけってしまったし、男と女の出会いにはどきどきするし、当時の様々なお土産品の解説なんかは想像が膨らんで実際に手に取ってみたくなる。
    発掘調査や碑文などの膨大な研究結果をこのような読み

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    2024年09月10日
  • 古代ローマ人の24時間 よみがえる帝都ローマの民衆生活

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    トラヤヌス帝治世下の紀元115年のローマの一日を、考古学の成果や史料を駆使して再現する内容。実際に当時のローマを見て回っているかのような臨場感が凄い。

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    2022年05月31日
  • 古代ローマ人の24時間 よみがえる帝都ローマの民衆生活

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    イタリアでテレビキャスターや慣習の仕事を多々している科学ジャーナリストが紀元115年、トラヤヌス帝知性化のローマのある一日を通じて、古代ローマの庶民の生活を書いたもの。テレビの仕事をしている人が書いただけ合って、映像的な表現が多く、2000年近く前のローマの光景が目に浮かぶようである。

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    2018年10月14日
  • 古代ローマ人の24時間 よみがえる帝都ローマの民衆生活

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    ローマ人の物語ですっかりハマった古代ローマ。
    権力者ではなく、実際に普通の人々の生活ってどうなっていたのか?ということを知れる本。
    ドキュメンタリーのような書き方で本当にここまで古代の生活が分かっているの?と思うほど詳細に描かれている。
    約2000年前にこれほどまでに現代に通じるような生活をしていたことに驚きを禁じ得ない。

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    2017年07月10日
  • 古代ローマ人の24時間 よみがえる帝都ローマの民衆生活

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    ローマ帝国の生活を追体験できて面白い。NHKのタイムスクープハンターのように、時代を超えてやってきたジャーナリストが人々の普段の生活を垣間見る内容だ。発掘調査、文献調査の成果をもとにした作品で、現地観光では見えない当時の人々の生活の様子が生き生きと表現されている。

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    2015年02月07日
  • 古代ローマ帝国 1万5000キロの旅

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    読み始めるまでに大分時間がかかってしまいましたが、読み始めると写実的で生き生きとした描写にどんどん引き込まれて、最後の最後まで夢中になって読んだ良書です。お陰でトラヤヌス帝時代の文化風俗をより具体的にイメージできるようになったと思います。

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    2013年12月09日
  • 古代ローマ帝国 1万5000キロの旅

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    ローマ帝国の統治領土が最大となったトライヤヌス帝の時代を題材に当時の人々の慣習や文化、地域性などを描いた1冊。ストーリー自体は創作だが、1枚の硬貨が、人々の経済活動を通して帝国内を渡り歩くという発想は着眼点として面白く、それぞれのエピソードをうまく引き立てているように思う。事前に塩野七生さんの本などで時代背景を仕込んでから読むと、より面白い本になるように思う。

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    2013年07月16日
  • 古代ローマ人の24時間 よみがえる帝都ローマの民衆生活

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    まるで自分が古代ローマ人になったような感覚であっという間に読んじゃいました。何回でも読み直したくなあるくらい面白かったです。

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    2013年06月21日
  • 古代ローマ人の24時間 よみがえる帝都ローマの民衆生活

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    これは面白い!

    古代ローマの生活はどのようなものだったか? それをこの本では早朝から夜更けまで、ローマ市内を散策するという体裁で、疑似体験できる構造になっている。作者のアルベルト・アンジェラはテレビの教育番組に関わっていたらしく、だからこそ、このような奇抜でありながら好奇心を満足させてくれる本を書くことができたのだろう。

    ローマで行われていたほぼ全てのこと、衣食住、エンターテイメント、政治、経済、建設、セックスに至るあらゆるものが題材として取り上げられている。この本を読めば、古代ローマの人々がどのような世界に生き、サービスを教授し、悩み苦しんでいたのかが良く分かる。参考資料としても一級であ

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    2013年05月10日
  • 古代ローマ人の24時間 よみがえる帝都ローマの民衆生活

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    文句なく星5つです!!!

    西暦115年のローマの街を24時間、超優秀な歴史ガイドとタイムスリップして探索できる。

    こんな贅沢な旅体験が出来ます。

    久しぶりに夢中になって読み進めてしましました。

    古代ローマ人の風俗、風習などがリアルに分かるのもとても楽しいのですが、なんといっても細緻にわたる建築の描写がGOOD!!

    特に第42章のトラヤヌス浴場の描写が最高です。

    単純素直に「古代ローマ人ってなんて贅沢なんだ、羨ましい!」と思わず唸ってしまいました。

    1900年も前の世界を「今、ここ」の感覚で読めるこの本は、著者の古代ローマ世界への「愛」そのものなんだろうな。

    歴史、建築好きのすべ

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    2013年04月15日
  • 古代ローマ人の24時間 よみがえる帝都ローマの民衆生活

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    平易な語り口とあいまって、古代ローマ(紀元115年)がまるで目の前に広がっていくようなヴィヴィッドな描写が素晴らしい。
    映画「テルマエ・ロマエ」がもうじき公開されるが、予備知識としてこの本を読んでいると、さらに楽しめるかも。もっとも、4映画がどこまできちんと時代考証をして作られているのか、という問題はあるのだが…(笑)

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    2012年04月21日
  • 古代ローマ人の24時間 よみがえる帝都ローマの民衆生活

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    著者が古代ローマの一員となり当時のリアルな1日を時間毎に伝えるという事で、臨場感たっぷり。
    コロッセウムや浴場の話はもちろん、中心地の高層マンション事情や、衣食住、奴隷、性の事など赤裸々に記されています。興味深いのは、富裕層ばかりでなく一般市民や奴隷の暮らしぶりが知れる事。
    現代と同じ、いやそれ以上に進んでいるのでは?という事もあれば、そもそも考え方の根幹が違うため理解しようとしても無駄な事もあると思える内容もあり、読み応えのある一冊でした。

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    2024年04月10日
  • 古代ローマ人の24時間 よみがえる帝都ローマの民衆生活

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    紀元115年、トラヤヌス帝治世下における古代ローマの1日を再現し、その社会構造や人々の生活について解説。
    まさに古代ローマの街中を見て回っている感じで、知的好奇心を満たしてくれる一冊だった。
    人々の間の格差や都市の過密など現代社会にも通じる問題があったことや、古代ローマの社会では奴隷の存在が基盤となっていたことなど、勉強になった。なお、古代ローマでは尿で洗濯していたというのが一番驚いた。

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    2022年06月29日
  • 古代ローマ人の24時間 よみがえる帝都ローマの民衆生活

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    古代ローマ人の24時間---よみがえる帝都ローマの民衆生活
    (和書)2011年04月06日 19:53
    アルベルト・アンジェラ 河出書房新社 2010年7月21日


    柄谷行人さんの朝日新聞の書評をみて読むことにしました。

    どういう社会なのか知ることができて現在の自分自身の存在すら批判ができる。ただそこにアナーキズムというか革命というか絶えずある対抗運動みたいなものは全くかかれていない。原始キリスト教のようなものとか様々あるとおもうけど、そういうものは処刑されるとか奴隷にされるとか兎に角ひどい目に遭う。そういう趣旨の本じゃないからいいけど、逆にそういう部分の姿勢が読者自身に喚起される様な気も

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    2020年09月27日
  • 古代ローマ人の24時間 よみがえる帝都ローマの民衆生活

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    2000年前のある日ローマを訪れた観光客として、当時の人々がどのように暮らしていたのかを街歩きしながら知っていく。世界史の知識が碌に無い私でも、面白くてページをすいすい捲れた。

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    2020年04月06日
  • 古代ローマ人の24時間 よみがえる帝都ローマの民衆生活

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    タイトル見た後に目次を見て、これは面白そうと感じる1冊。実際に面白い。古代ローマは近代的だなー、と感じる部分が多い。

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    2020年01月05日
  • 古代ローマ人の24時間 よみがえる帝都ローマの民衆生活

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    ・食事のさい、料理のくずは皿のなかではんく床にすてる
    ・平均的な家庭で大体10人くらいの奴隷がいた
    ・家の内装 壁や床の装飾は豪華。反対に家具や調度品は隠していた
    ・夫婦は別々に寝ることが優雅とされる
    ・毎朝 神棚にお供えものをしてお香をたいて神に祈る
    ・ファッション
    トゥニカ:実用的。大きいTシャツみたいなもの
    トゥーガ:正装。スーツみたいな。裕福な人は外出するときはこれ。ローマ市民のみ許可。
    ・靴下はない。外用の靴は帰宅すると脱ぐことが作法。うち履きのサンダルに履き替える。
    ・公衆浴場にいくのは昼過ぎくらい。
    ・朝食を一番食べる。昼は質素。
    ・食後は歯磨き。歯磨き粉は重曹か尿
    ・現代の国会

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    2019年01月19日
  • 古代ローマ人の24時間 よみがえる帝都ローマの民衆生活

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    タイム・スリップしたのは西暦115年。場所はトラヤヌス帝の治世の古代
    ローマ帝国である。周辺の蛮族との闘いに次々と勝利し、繁栄真っ只中
    のローマ帝国で、庶民はどんな生活を送っていたのかを記したのが本書。

    言ってみれば架空の紀行文なのだが、発掘された遺跡や古文書、美術
    品から綿密に当時の衣食住を描いている。

    日の出前から日没後、ローマの街が眠りにつくまで。ローマのあちこち
    を覗きながら話が進む。

    面白いです。男性、女性、それぞれの身支度の様子。人で溢れかえる
    ローマの街角の描写。奴隷を現代の電化製品に置き換えてみたら…
    なんて、妙に納得。

    富裕階級と貧困階級の住宅事情の相違なんて、ほとん

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    2017年08月19日
  • 古代ローマ人の愛と性 官能の帝都を生きる民衆たち

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    なかなか興味深く、単純に面白かった。もちろん社会的な違いはあるにせよ、根本的に人間って昔から変わらないんだなあ、と。今みたいにいろんな娯楽や情報がない分(そして寿命!)、性に素直なのかな。男性と女性、高位階級と下層階級の違いは酷いけど。

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    2015年11月13日
  • 古代ローマ人の24時間 よみがえる帝都ローマの民衆生活

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    長年の研究と生き生きした想像力で紡ぐ、2000年前のローマのある一日。へたな小説よりオモシロイ! この文明レベルって現代と遜色ないかも。すごいぜ、ローマ人。

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    2015年08月08日