竹内郁雄のレビュー一覧

  • 初めての人のためのLISP[増補改訂版]

    Posted by ブクログ

    コンピュータサイエンスを基礎にしていない者に、Lispの特徴を伝えることに終始した言語解説本。

    ウェブサイトやブログなどにおいてLispが語られる際、言語の優位性や哲学を中心として語られている記事が目立つ。

    Lisp を長く深く研究している著者にも、その哲学に対し深い思想を持っていることが前書き(兼あと書き)から読み取れる。
    しかしながら本文は、そのような抽象概念は極力隠し、Lispを教養としていかに理解してもらえるかに徹底して書かれている。ユーモアを交えつつ噛み砕いて少しずつ消化させる構成は、著者のLispへの想いが伝わってくる。

    それゆえに書きたいであろう内容は多く残っていると思われ

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    2012年04月29日
  • 初めての人のためのLISP[増補改訂版]

    Posted by ブクログ

    内容を手加減しているわけではないのに、飽きさせない。一般的なLispの入門書と内容構成がかなり違うのに、不自然さを感じさせない。著者の長年の経験の賜物であることは言うまでもない。まさに「天下の奇書」。

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    2011年05月31日
  • 初めての人のためのLISP[増補改訂版]

    Posted by ブクログ

    読んだ。
    1986年に雑誌で連載してたというのをまとめたもの。
    内容的には、S式そのものの説明を馬鹿丁寧にするとこから初めて、簡易的ではあるがevalを実装するところまでやるし、キューの実装なんかも載ってて、バカにできない。
    とはいえ真面目に入門するならSICPでいい。というか今は2018年なので。

    あと、しょうもない寒いオヤジギャグを盛り込んだ対話ベースで文が書かれるので、私はもしかして読む価値のないしょうもない文章を読んでるのではないかと時々不安になる。

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    2018年07月07日
  • 初めての人のためのLISP[増補改訂版]

    Posted by ブクログ

    LISPのココロが会話形式で説明されている。会話内容はかなりおちゃらけていて脱線も多いし、原著の刊行が1986年なこともあってユーモアセンスに時代を感じるが、個人的にはとても楽しんで読めた。人によっては受け付けないかもしれない。
    本文中に出てくるコードは読み切れていないが、プログラム自体をデータとして扱えるというLISPの特性は理解できたように思う。

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    2012年08月16日