竹内郁雄のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
コンピュータサイエンスを基礎にしていない者に、Lispの特徴を伝えることに終始した言語解説本。
ウェブサイトやブログなどにおいてLispが語られる際、言語の優位性や哲学を中心として語られている記事が目立つ。
Lisp を長く深く研究している著者にも、その哲学に対し深い思想を持っていることが前書き(兼あと書き)から読み取れる。
しかしながら本文は、そのような抽象概念は極力隠し、Lispを教養としていかに理解してもらえるかに徹底して書かれている。ユーモアを交えつつ噛み砕いて少しずつ消化させる構成は、著者のLispへの想いが伝わってくる。
それゆえに書きたいであろう内容は多く残っていると思われ