オルコットのレビュー一覧
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購入済み
ずっとずっと昔の
ずっとずっと昔の十歳そこそこの少女の頃、ドキドキしながら、この本を読んだ事を、思い出しました。読後には、マーチ家の四姉妹の未来がが、どんな風に、なっていくのか、随分、想像したものでした。
それから、少し経ってから、続編を読んだ時に、ショックを受けたのは、私だけでは、無かったはず(笑) -
Posted by ブクログ
ファンタジーかよ!っていうね
日本語で言うところの幻想小説かよ!っていうね
四姉妹が良い子すぎてもうファンタジーですわ
それに比べてうちの三姉妹ときたら!
いや、待て待て
うーん、でもそうかー
父親わいやもんなー
そりゃあマーチ家の四姉妹のようにはならんわなー
よし!今からでも遅くない、わい牧師になるわ(マーチ家のパパは従軍牧師)
あれな、トヨタのミニバンな(それはヴォクシー)
はい!というわけで『若草物語』ですよ
1868年の作品、今から150年くらい前ですよ
相変わらずビビりますね
150年前でこんな面白いか
えーと、先日書評家の斎藤美奈子さんの本を2冊読んでどちらもすごい面白 -
Posted by ブクログ
4人の姉妹と母という女だらけのほのぼのした日常がなんとも微笑ましい。女だらけの家の母親なら普通、「娘たちをいい生まれの男に嫁がせて貧乏生活から脱却」するために動くはずだが、マーチ夫人は素晴らしい人間で、娘たちの幸せを願う人徳者である。よって社交界と関わるようなドロドロした展開には全くならず、安心して読めました。
最も印象的なシーンはローレンス氏がベスのために大切なピアノを贈るシーン。ベスの善行が彼の心を動かしたのだが、こんなに美しい話はない。電車で読みながら泣きそうになりました。
それにしても天路歴程ごっこって(笑)。自分も天路歴程は好きなので好感が持てました。 -
Posted by ブクログ
オルコット著、掛川恭子訳の文庫本を読みました。赤毛のアンと並んで少女時代に読む外国の文学作品の代表的なものだと思います。アニメなどでも取り上げられているので、大方の人は何らかの形で触れている作品でしょう。私も少女時代に児童文学の本で読んだ記憶があります。今回は嫁に行った長女の置いていった荷物の中にあったので懐かしくなり読んでみました。
南北戦争時代のことですから19世紀、戦争に行って父親が留守の家庭を必死に守る家族のお話です。古き良き時代の平凡なアメリカの人々が登場するのですが、今の時代に読むと何か一昔前の清廉な日本人をも思い浮かべてしまうのは、何故なんだろうと思います。
お馴染みの4姉妹 -
Posted by ブクログ
感性、個性豊かな4姉妹の一年の物語にして作者の自伝的小説。
中盤はやや中だるみ感があるが、第15章、電報あたりから一挙に緊迫し、その後のハッピーエンドまで一挙に読ませてくれる。
まず、四姉妹の性格や闊達さに惹かれる。そして家族は愛情に包まれ、読み手まで優しい気分にさせられる。父親が不在の設定も、帰宅するハッピーなエピソード以外においても、母親の子供に注がれる愛情や毅然とした考え方を際立たせるうえでも功を奏していると感じた。いい人ばかりではなく、マーチ伯母のようなやや悪役キャラの存在も必要ですね。
帰った父親が四姉妹の成長を要約してくれるシーンは感動ですね。
150年前の超有名な小説なだけに時代