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堅実で平凡な家庭の人々が、心を寄せあって精いっぱい生きる姿を細やかに描いた、永遠の名作――マーチ家の4人姉妹……長女のメグは温順な美少女、次女のジョーは活発で作家志望、三女のベスは心優しく内気、末っ子はおしゃれで絵の好きなエイミー。時は19世紀、南北戦争に従軍中の父と、その留守を守る母の愛情につつまれて、貧しくても自分らしく精いっぱい生きる姉妹の1年間を描いた、アメリカ文学の不朽の名作。
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「若草物語-恋する姉妹と恋せぬ私-」
2024年10月~ 日本テレビ 出演:堀田真由、仁村紗和、畑芽育
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1~2件目 / 2件
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Posted by ブクログ
オルコット著、掛川恭子訳の文庫本を読みました。赤毛のアンと並んで少女時代に読む外国の文学作品の代表的なものだと思います。アニメなどでも取り上げられているので、大方の人は何らかの形で触れている作品でしょう。私も少女時代に児童文学の本で読んだ記憶があります。今回は嫁に行った長女の置いていった荷物の中にあ...続きを読むったので懐かしくなり読んでみました。 南北戦争時代のことですから19世紀、戦争に行って父親が留守の家庭を必死に守る家族のお話です。古き良き時代の平凡なアメリカの人々が登場するのですが、今の時代に読むと何か一昔前の清廉な日本人をも思い浮かべてしまうのは、何故なんだろうと思います。 お馴染みの4姉妹、メグ、ジョー、べス、エイミ―そして、一家の要のお母さん、マーチ夫人、ばあやのハンナ、隣の家の少年、ローリー・・と登場人物が繰り広げる日常のひとこまは国や時代に関係なく普遍的な出来事で、つい引き込まれてしまいます。彼らがその中で発する言葉に人生の真実が滲み出てくるところにこの小説の醍醐味があります。特にこの時代に生きたお母さんの言葉は、素晴らしいと思いました。 娘たちに愛のある幸せな結婚をして欲しいと願っているのは誰でも同じだが、マーチ夫人の言葉は一味違うものなのです。すなわち、お金だけ求めて、自尊心も心の平和もない女王の位についたり、夫を求めて奔走するような娘らしくない娘になるなら、幸せな老嬢のほうがはるかにましです!ときっぱり言っているのです。これは婚活とかで奔走するような現代の世相への警鐘ではないでしょうか・・ 若草物語は続編も出ているので読んでみようと思っています。
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