藤本健二のレビュー一覧
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金正日氏の専属料理人だった藤本健二氏が書いた本である。
金正日氏は豪華な食事をし、立派な招待所で生活をしていた。この本を読んで改めて本当に贅沢な生活をしていたのだなと思った。金正恩氏も同じような生活をしているのだろうか。
そんな金正日氏だが、カップラーメンだったりおにぎりだったりが好きだったとも書かれており、豪華な食事をする人がそういったものも食べるのかということは驚いた。
北朝鮮の人々が出来るだけ早く満足にご飯が食べられるようになってもらいたいものだ。
この本にも書かれていたが、おそらく金正日氏はこの本を読んだだろう。これを読んで金正日氏はなにを思ったのだろうか。懐かしんだのか、怒った -
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キム・ジョンウンについて知りたくて読書。
北朝鮮についての情報源ナンバー1と認められている著者の本を初めて読ませてもらった。
昨年大晦日の朝鮮中央放送にはすでに正恩は視察動向に登場しており、今年8月末の訪朝時の労働党新聞にも金正日総書記とダム視察をしている様子が一面で紹介されていた。
振り返ってみると著者の主張は正しかったことが分かる。
13年間の北朝鮮の様子は著者ではないかと語れない内容ばかりで興味深い。メモを残し持ち帰ったことが本書などとして陽の目を見ている。
著者は外国人で北朝鮮人と結婚が許された唯一に近い人物だと思われる。北朝鮮は民族の純血性を重んじるために外国人の結婚は基本 -
Posted by ブクログ
北朝鮮について知りたてくて読書。
『金正日の料理人―間近で見た権力者の素顔』、『金正日の私生活―知られざる招待所の全貌』、『北の後継者キムジョンウン』と重なる部分も多く復習となる。
興味深いのはまえがきとプロローグとエピローグそして、最初に掲載される平壌の執務室の周辺の地図だと思う。2011年8月末に宿泊した高麗ホテルのすぐ北にあったたことに驚く。しかし、本書の登場で移動、改修されたことは予想される。
確かに金正日という人物は独裁者である。しかし、ポル・ポト、マルコス、フセイン、カダフィー大佐など他国の独裁者とは異なる独裁の仕方をしていたような印象も感じる。
エピローグ前の日本への脱出 -
Posted by ブクログ
テレビでもすっかりお馴染みの顔になった著者藤本健二氏。
寿司職人として82年に北朝鮮に渡り、一時帰国、再訪朝、ほどなく金正日に請われ、専属料理人になる。その後、朝鮮人の妻を娶り、90年に朝鮮労働党員となり、朝鮮名、朴哲を与えられる。
日本人ながら、ジョンチョル、ジョンウンの遊び相手に任命される。ジョンウン幼少期より13年を共に過ごし、その時間を綴った一冊。
まあ、本人の経験談を綴ったものなわけだから、信憑性は判断しようがないが、幼少期からの10年以上も側で見守ってきたのなら、いささか美談に聞こえても不思議はないな。
ただ、朝鮮の歴史等に触れる数多の書籍の中でも、稀有な一冊であることは間違い