【感想・ネタバレ】北の後継者キム・ジョンウンのレビュー

あらすじ

北朝鮮で金正日の専属料理人となった著者には、「将軍の子どもたちの遊び相手」という重大な任務もあった。間近に接した"次期指導者"はいかなる人物だったのか。すべてを明らかにする。

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Posted by ブクログ

キム・ジョンウンについて知りたくて読書。

北朝鮮についての情報源ナンバー1と認められている著者の本を初めて読ませてもらった。

昨年大晦日の朝鮮中央放送にはすでに正恩は視察動向に登場しており、今年8月末の訪朝時の労働党新聞にも金正日総書記とダム視察をしている様子が一面で紹介されていた。

振り返ってみると著者の主張は正しかったことが分かる。

13年間の北朝鮮の様子は著者ではないかと語れない内容ばかりで興味深い。メモを残し持ち帰ったことが本書などとして陽の目を見ている。

著者は外国人で北朝鮮人と結婚が許された唯一に近い人物だと思われる。北朝鮮は民族の純血性を重んじるために外国人の結婚は基本的にNG。万が一北朝鮮女性が外国人の子どもを妊娠したことが発覚したら強制堕胎、女性も強制終了所送りと伝えられる。そのため日本人とアメリカ人や韓国人というパターンがほとんど。

巻末は著者の北朝鮮の近い将来への願望と願いを込めたものになっている。実際に金正恩体制になったとして、そうなるかはまったくの未知数といっていいと思う。残念ながら現国家体制だと拉致問題が解決するとは考えづらい。一体この王朝はどこへ向かうのであろうか。

読書時間:約1時間5分

本書は友人からいただきました。有り難うございます。

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2011年12月03日

Posted by ブクログ



テレビでもすっかりお馴染みの顔になった著者藤本健二氏。
寿司職人として82年に北朝鮮に渡り、一時帰国、再訪朝、ほどなく金正日に請われ、専属料理人になる。その後、朝鮮人の妻を娶り、90年に朝鮮労働党員となり、朝鮮名、朴哲を与えられる。
日本人ながら、ジョンチョル、ジョンウンの遊び相手に任命される。ジョンウン幼少期より13年を共に過ごし、その時間を綴った一冊。
まあ、本人の経験談を綴ったものなわけだから、信憑性は判断しようがないが、幼少期からの10年以上も側で見守ってきたのなら、いささか美談に聞こえても不思議はないな。
ただ、朝鮮の歴史等に触れる数多の書籍の中でも、稀有な一冊であることは間違いないな。
本書の発行年が2010年。
書中に期待されたジョンウンは今どうなってるか。著者が期待したような男になっているか、スイスへ留学し他国文化に触れ、見聞を広め、自国の民を、経済をより良くしているだろうか。核を勢力抑止力ではなく、自国の発電技術に変換しているだろうか。

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2019年12月15日

Posted by ブクログ

金正恩の遊び相手もしていた筆者から見た金正恩の人物像について書かれた本。
テレビのイメージとは違う金正恩の性格だけでなく、兄である金正哲や将軍ファミリーの暮らしについて書かれている。

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2013年06月09日

Posted by ブクログ

藤本は金正日の専属料理人。
情報としては信憑性が非常に高く、貴重だが、もう少しボリュームが欲しかった。

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2013年01月08日

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