あらすじ
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「金正日の後継者は、三男の正雲(ジョンウン)だ」北朝鮮の最高権力者・金正日に請われ、専属料理人としてロイヤルファミリーを間近で見ていた著者は、一貫して「正雲=後継者」説を唱えてきた。実は将軍様の周囲では幼少時から彼を讃え続けていたというのだ-。脳卒中で半身不随になるまでの金正日の贅沢三昧の食生活や薬を手放せなかった健康状態、愛人・金玉の存在、そして後継者の息子たちの暮らしぶりまで、世界的スクープとして韓国・欧米メディアがこぞって取り上げた歴史的証言を収録。さらに最新情報を加えた決定版。
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Posted by ブクログ
金正日氏の専属料理人だった藤本健二氏が書いた本である。
金正日氏は豪華な食事をし、立派な招待所で生活をしていた。この本を読んで改めて本当に贅沢な生活をしていたのだなと思った。金正恩氏も同じような生活をしているのだろうか。
そんな金正日氏だが、カップラーメンだったりおにぎりだったりが好きだったとも書かれており、豪華な食事をする人がそういったものも食べるのかということは驚いた。
北朝鮮の人々が出来るだけ早く満足にご飯が食べられるようになってもらいたいものだ。
この本にも書かれていたが、おそらく金正日氏はこの本を読んだだろう。これを読んで金正日氏はなにを思ったのだろうか。懐かしんだのか、怒ったのか…
Posted by ブクログ
北朝鮮について知りたてくて読書。
『金正日の料理人―間近で見た権力者の素顔』、『金正日の私生活―知られざる招待所の全貌』、『北の後継者キムジョンウン』と重なる部分も多く復習となる。
興味深いのはまえがきとプロローグとエピローグそして、最初に掲載される平壌の執務室の周辺の地図だと思う。2011年8月末に宿泊した高麗ホテルのすぐ北にあったたことに驚く。しかし、本書の登場で移動、改修されたことは予想される。
確かに金正日という人物は独裁者である。しかし、ポル・ポト、マルコス、フセイン、カダフィー大佐など他国の独裁者とは異なる独裁の仕方をしていたような印象も感じる。
エピローグ前の日本への脱出のJAL機内や成田到着後の様子は新しい情報である。
今でも金正日やロイアルファミリーへの敬意と愛情を抱いている点が強く感じられる。幼い時から接してきた人物が新たに国を統治するわけなので著者が新体制へ期待するのは当然だと感じる。
北朝鮮の諜報や監視体制の恐ろしさを改めて感じる。今の中国も大差はないと思うが、まずは一般人が命の危険がなく、飢えない国になってほしいと願う。
著者は日本帰国後に報道される韓国発や日本発の事実と異なる北朝鮮や金正日関連の情報に強い憤りを感じたのだと思う。売名行為やお金を稼ぐために嘘や捏造した情報を発する人間が大勢いることへの怒りを覚えたのだろう。自分もその点は同感である。北朝鮮をどう考えるかは色々な考えがあると思うが、だからといって、嘘や捏造をしてもいいかというと、それは違うと思う。それらが虚構と恐怖を生み出し偏見や差別となる。それが人間の弱さだと思うから。
読書時間:約1時間20分
本書は友人からいただきました。有り難うございます。