高乗正行のレビュー一覧
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1980年代からパソコンを触ってきて、ICについてはそれなりの知識を持ってきたつもりでしたが、本書を読んで、あいまいだったり感覚的に捉えたりしてきた言葉が明確になったように思います。
最近の動向についても、それなりに知識を得ることができました。
あと、前提知識が多少あったからかもしれませんが、読みや...続きを読むPosted by ブクログ -
半導体の今までの動向とこれからについて、また、世界情勢について書かれていた。
半導体産業が垂直産業から水平産業に切り替わっていったことにより日本が衰退してしまった事に関する内容もあった。非常に論理立っていてわかりやすかった。
ただ内容として"日本はまだ半導体産業において明るい"という事を頑なに伝...続きを読むPosted by ブクログ -
ふわっとした知識したかなった半導体のを知ることができる一冊です。 技術の細かなところは半分以下の理解度でしたが、グローバルで成長を遂げた産業だから日本が遅れたというのも納得です。これは半導体産業だけの問題ではないですね。良本です!Posted by ブクログ
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「世界的な半導体不足」
この言葉を使う人は多くても、その背景、意味を理解している人は多くない事実に対して、業界の今を紐解きながら核心へと導いてくれる。分かりやすい内容で、的確!
全く半導体を知らない人でも、半導体という言葉を使うのであれば、最低限は理解しておきたい内容で、読み応え良かったです。Posted by ブクログ -
半導体って、何?というレベルですが勉強になりました!知らなかった、そうだったのか、今はそんな時代なのか、という驚きの連続でした。今、再読中です。Posted by ブクログ
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文章が端的で読みやすく、理解しやすかった。
タイトルの通り、半導体の科学というよりかは半導体ビジネスを解説した内容となっており、ニュースなどを理解するのに役立ちそうであった。
半導体ビジネスモデルは設計専門のファブレス企業、前工程専門のファウンドリ企業、後工程専門のOSAT、設計から製造販売まで行...続きを読むPosted by ブクログ -
半導体とは、電気を通す導体と電気を通さない絶縁体の中間的な性質をもつ物質。ゲルマニウムやシリコンがある。ビジネスや経済を語る際に用いられる半導体という言葉は、このような物質そのものを意味しているわけではなく、シリコンなどを材料にして作られたトランジスタのほか、コンデンサ(電気を蓄える電子部品)、抵抗...続きを読むPosted by ブクログ
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半導体について何となくは知っているが、知識を整理したかったため読んでみた。
半導体といっても、色々と種類があり、製造工程も設計工程、前工程、後工程と分かれている。
また半導体関連の事業はエヌビディアなどのメーカーだけでなく、半導体の材料メーカーなどもあり、この分野では信越化学工業などの日本企業もまだ...続きを読むPosted by ブクログ -
半導体とは何か?すらわからなかった自分にとっては入門書になる良書。
ただ技術的な用語も多く、いまいち頭に入りきらない点もあった。
日本が過去半導体において世界シェアの半数を占め、それがなぜ今では凋落してしまったのか、世界情勢や半導体ビジネスの経緯からよく理解できた。
今後技術的な部分も含めて理解を...続きを読むPosted by ブクログ -
半導体に関する基本的な情報や動向がわかりやすくまとめられた本。特に印象的な内容などもなかったが、市場/各社動向から製造工程、サプライチェーンなどポイントが押さえられていたので体系的に理解することができた。Posted by ブクログ
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NVIDEAの時価総額が1兆ドルを超え、TSMCが熊本に1兆円規模の工場を作り、日の丸ラピタスが5兆円以上の巨額投資で世界に挑む。いまや生活にもビジネスにも欠かせない半導体。でも半導体を説明しろ、と言われると…。本書は半導体の産業構造や仕組み、製造工程など基礎的な内容がまとまっている。特に素材含めた...続きを読むPosted by ブクログ
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文字通り半導体に関する本。一連の半導体プロセス並びに各工程に関する概要と、プロセスに関わる材料メーカーや露光機などの装置のメーカーなども書かれている。
確かに基本的なことを網羅するためには良い一冊だと思う。興味がないと読みづらいのと、半導体に関わったことがある人は復習になるぐらいの感想しかないと思う...続きを読むPosted by ブクログ -
「半導体戦争」という本があまりに面白かったので半導体についてもっと知りたいと思い本書を読んだ。日の丸半導体がまだまだ捨てたもんじゃないと知り安心した。解説だけでなく日本の半導体産業への熱いエールも盛り込まれた良書。頑張れニッポン!Posted by ブクログ
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実はイマイチ実態が掴めていなかった半導体と言うモノを分かりやすく説明。
2030年には1兆ドル規模の市場になると言われるこの業界構造や製造過程など、さわりは理解出来ました。Posted by ブクログ -
半導体を商材として扱う立場から、業界を俯瞰してまとめられた本。
1980年代の輝きは何処、すっかり日本の半導体事業は力を失ってしまった、、、と思っていたけれど、半導体事業の裾野の広さ、製造設備や材料では日本の存在感がまだまだあると知りました。Posted by ブクログ -
著者の高乗正行氏は、日商岩井→シリコンバレーでVCの後、チップワンストップという会社を設立して、上場させて、現在は世界最大の半導体ディストリビューターのアロー・エレクトロニクスの100%子会社になっているという方。
感想。
半導体に苦手意識があるせいか、「教養としての」というタイトルが、「お前は...続きを読むPosted by ブクログ -
面白かった。一口に半導体といっても、種類・製造工程毎に細分化されていてプレイヤーも多いので、きちんと基本は勉強しておかないとよく分からない分野だと思う。サプライチェーン上の問題も基本的な部分は記載あってよかった。Posted by ブクログ
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半導体不足の英気を強く受ける業界のため、知識として知っておきたくて講読。
特にためになった知識としては以下。
①半導体が無い、というのはミスリードで正確には、半導体の必要予測を見誤った
②半導体製造は大きくわけて3つの会社がある
1、ファブレス(設計)
2、ファウンドリ(製造)
3、OSAT(後工程...続きを読むPosted by ブクログ -
半導体不足って大変なんだー…程度にしか感じていたかった。
そもそも半導体とは何か、どんな会社があるのか、半導体が経済成長にとってどれほど重要なのか、なぜ世界情勢の変化が半導体の供給に影響するのか、など勉強することができた。
日経新聞の理解度が深まりそうだ。
理工系人材が不足しているとのこと。
30...続きを読むPosted by ブクログ -
半導体といえばNVIDIAが有名くらいの知識しかなかったが、NVIDIA自体はファブレス企業で開発と設計のみを行い、製造はまた別のファウンドリ企業が担うという垂直分業が成り立っていることを初めて知った。世界の半導体市場や日本の半導体事情をさらっとしれたことが良かった。Posted by ブクログ