渡辺佑基のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
大変面白かった。
著者は、生き物に超小型計測器を装着し行動を観察するというバイオロギングの手法により、生態の研究を行う研究者。
他の本でけん玉1級を持っていると書いてあった。失礼ながらちょっと面白い研究者。
各章のタイトルが面白いので書くと、
第1章 サメは横に傾いて泳ぐ━怠ける
第2章 アザラシは一晩に4000回狩りをする━食べる
第3章 鳥は飛びながらまどろむ━眠る
第4章 閉経というミステリーー産む、育てる
第5章 ヒヒのあっぱれな民主政治━群れる
これらは全てバイオロギングの手法により発見されたもの。
一番印象的だったのは、第5章の群れるのテーマで、ヒトはなぜ血縁関係や損得勘定を越え、 -
Posted by ブクログ
めちゃ面白かった!!
”物理”という文字で敬遠した人は、思い直してほしい。そして、物理ちゅうても楽しくて面白い物理もあるんだと思ってもらえると良いな、と思う。
バイオロギングの話。とってもわかりやすく、面白いエピソードもちりばめられている。
鳥関係のバイオロギングについては、それなりに調べもしているし、身近ではあるんですが、こうして読むとやっぱりもすごく感動します。何が面白いって、やっぱり海洋生物。アカボウクジラは2992メートルを大きく超える潜水深度が記録!!アカボウクジラすごすぎる。
あとは、昔図鑑で呼んだ、マグロは時速80キロ、カジキは時速100キロというのが正しくない、ということの説 -
Posted by ブクログ
「本書の目的をひとことで言うならば、体温という物理量がどのように生物の姿かたちや生き方を規定しているのか、昆虫にも哺乳類にも当てはまる大スケールの統一理論を構築することである。」
体温と代謝が生物の時間までも規定する、という壮大な話で、実際の観測やデータ採取の部分は「事実は小説より奇なり」で面白く、理論の部分もわかりやすかった。
結論としてうまくできすぎてるようにも思えて引っかかるけど、あくまでモデル構築なので、こんなものなのかな……。
マグロは止まると死ぬ、という言説を解説すると「マグロは泳ぎ続けることによって体温を高く保」っているうえ、「浮き袋が縮小または消失しており、体の密度が海水より -
Posted by ブクログ
ネタバレ生物学はある種の生物の生態を深く研究する方向に行きがち。そんな中で生物全体を統一する法則はないのか?という目線でいろいろな生物を見るのが著者の目線。
1883年、動物の表面積当たりの代謝量は一定、というルプナーの法則が発表された。しかしいろいろな生物の数値をとってみると整合しない。(体重と表面積は3分の2乗の割合で増加するはずだが実際の計測値はそうならない)
1932年、クライバーは各種の動物の体重と代謝量を計算し並べてみると4分の3乗に比例することを発見した。(クライバーの法則)
1997年、ジェームズ・ブラウンは生物の形に着目した。血管の構造はどの生物でもほとんど同じで、大きな動物ほ -
Posted by ブクログ
バイオロギングという、生物の行動記録の調査手法で知ることが出来た研究内容を、著者の大学時代の経験談も踏まえて紹介、解説している書籍である。
ただ単に研究の体験談を紹介しているだけでなく、「バイオロギング」という研究手法がどのように発展してきたか、また「バイオロギング」の研究手法がどのような原理でどういったメリデメがあってということも解説しており、興味深く読むことが出来た。
バイオロギングで記録した映像などはたまにXでも紹介されたりしている中で、それを実施するためにどういった背景があるのかを知ることが出来、その点もよかった。
文庫書籍のあとがきに書籍タイトルの経緯が記載されているが、全般的にTさ