渡辺佑基のレビュー一覧

  • 絶景に生きるペンギンたちの図鑑

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    ネタバレ

    気候変動はペンギンにとって悪いことだとは限らなかったり、画一的な考え方ではダメだっていうのが、他の様々なことに通じる。

    ペンギンの進化を見てみると、人間と同じくらい大きかったり、足が今より長かったりしたら、全くかわいくなくて、人気者にはなれなかっただろう…なんて思ったり。

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    2025年09月08日
  • 進化の法則は北極のサメが知っていた

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    北極のサメは寿命400年…

    あらゆる生物の生きるペース(呼吸数や心拍数、寿命まで)、運動能力、生活スタイル、そして時間の重みを決めるのは、『体温』と『体の大きさ』

    全ての命は共通する物理法則に支配されてる
    いやーこの本面白い!

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    2023年11月26日
  • 進化の法則は北極のサメが知っていた

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    ネタバレ

    過酷さ云々はそれぞれ分野ごとにあるとして、フィールドワークとは時の運であるというのが切に感じられる。5つの成功例を支えたのは、計画、計画、そして作者の人脈があったのだろうなと想像に難くない。
     
    ↑3章目まで読んでの感想メモでした。そう簡単には行かないね。

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    2023年01月27日
  • ペンギンが教えてくれた物理のはなし

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    この本は動物の生態学や物理学を学べるだけでなく、紀行文や読み物そのものとしての楽しさが味わえる素晴らしい作品だ。
    最先端の科学を扱っているにも関わらず、平易な言葉づかいと分かりやすい解説で、門外漢でも理解に難くなかった。
    今年一番、ひとに勧めたい本のひとつだ。

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    2022年12月23日
  • ペンギンが教えてくれた物理のはなし

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    ライトなタイトルながら、内容は詰まっている。筆者の愛と熱が伝わってくるのも良い。人間がお目にかかることのできない水中や空の世界を少しだけ覗かせてくれるアトラクションのような本。

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    2022年08月17日
  • ペンギンが教えてくれた物理のはなし

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    イレギュラーから本質を探っていくというアプローチは面白エピソードをたくさん持ってくるし、迫力ある結果も出てくる。
    生物物理の面白さがひしひしと伝わってくる本だった。

    あと、ふとした時に研究のアイデアが得られる現象がたくさん散りばめられていて面白い。「そんなやり方があるのか」の連続

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    2021年10月12日
  • ペンギンが教えてくれた物理のはなし

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    この本は、大学受験の時に当時お世話になっていた現代文の先生から「理系の人が書く文章を学びなさい」と言われて読んだ一冊。
    当時小説ばかり読んでいた自分はこの「理系の書く文章」というものは削がれた美しさがあるなあと、感じました。親しみのある文体で、抽象的な比喩などは無く、シンプルでわかりやすい。内容は勿論興味深いものでしたが、何より「文章の書き方」に刺激を受けた一冊は後にも先にもこれだけかも。

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    2021年09月22日
  • ペンギンが教えてくれた物理のはなし

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    まずバイカル湖ってアザラシいるんだ!
    私のように頭悪くても読めまして、へえ!ってなる面白い今まで知らない話

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    2021年09月01日
  • ペンギンが教えてくれた物理のはなし

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    めちゃ面白かった!!
    ”物理”という文字で敬遠した人は、思い直してほしい。そして、物理ちゅうても楽しくて面白い物理もあるんだと思ってもらえると良いな、と思う。
    バイオロギングの話。とってもわかりやすく、面白いエピソードもちりばめられている。
    鳥関係のバイオロギングについては、それなりに調べもしているし、身近ではあるんですが、こうして読むとやっぱりもすごく感動します。何が面白いって、やっぱり海洋生物。アカボウクジラは2992メートルを大きく超える潜水深度が記録!!アカボウクジラすごすぎる。
     あとは、昔図鑑で呼んだ、マグロは時速80キロ、カジキは時速100キロというのが正しくない、ということの説

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    2021年08月27日
  • 進化の法則は北極のサメが知っていた

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    新書にラノベみたいなタイトルつけるの流行ってるよねー。構えなくていいよ、気楽に読んでね、という意思表示ととって読み始めると、これが本当に読みやすい!
    かと言って内容が薄い訳でなく、文章も構成もとても上手くて、わかりやすい。
    一生懸命さもカッコよくてウラヤマシイ!
    単に嫉妬してしまった。

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    2020年09月30日
  • 進化の法則は北極のサメが知っていた

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    生物学者ジェームズ・ブラウンによって提唱された生物の法則「生物の代謝量は体重と体温の二つの要素によって決定される」の検証ともいうべき著者の4種の動物「ニシオンデンサメ」「ホホジロサメ」「アデリーペンギン」「バイカルアザラシ」の調査にまつわる専門的内容とエピソードをちりばめた必読のエッセイ風著作。

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    2020年08月15日
  • 進化の法則は北極のサメが知っていた

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    「本書の目的をひとことで言うならば、体温という物理量がどのように生物の姿かたちや生き方を規定しているのか、昆虫にも哺乳類にも当てはまる大スケールの統一理論を構築することである。」
    体温と代謝が生物の時間までも規定する、という壮大な話で、実際の観測やデータ採取の部分は「事実は小説より奇なり」で面白く、理論の部分もわかりやすかった。
    結論としてうまくできすぎてるようにも思えて引っかかるけど、あくまでモデル構築なので、こんなものなのかな……。

    マグロは止まると死ぬ、という言説を解説すると「マグロは泳ぎ続けることによって体温を高く保」っているうえ、「浮き袋が縮小または消失しており、体の密度が海水より

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    2020年04月19日
  • 進化の法則は北極のサメが知っていた

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    学者が書いたにしてはとても文章がうまくて読みやすい。
    そして、書かれている内容も一般的知識としても興味深いし、次また北極にチャレンジするにあたっての作戦を考える上でもとっても興味深いものだった。

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    2019年12月22日
  • 進化の法則は北極のサメが知っていた

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    ネタバレ

    生物学はある種の生物の生態を深く研究する方向に行きがち。そんな中で生物全体を統一する法則はないのか?という目線でいろいろな生物を見るのが著者の目線。

    1883年、動物の表面積当たりの代謝量は一定、というルプナーの法則が発表された。しかしいろいろな生物の数値をとってみると整合しない。(体重と表面積は3分の2乗の割合で増加するはずだが実際の計測値はそうならない)

    1932年、クライバーは各種の動物の体重と代謝量を計算し並べてみると4分の3乗に比例することを発見した。(クライバーの法則)

    1997年、ジェームズ・ブラウンは生物の形に着目した。血管の構造はどの生物でもほとんど同じで、大きな動物ほ

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    2019年05月12日
  • 進化の法則は北極のサメが知っていた

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    科学的な話をわかりやすく、時折コミカルな話を混ぜて読ませてくれた。

    体重、代謝、寿命などを一元化して見通すことができて、少し賢くなった気分。対交流熱交換器。

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    2019年04月30日
  • ペンギンが教えてくれた物理のはなし

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    最近個人的にハマっているジャンルは物理です。

    この本は物理もですが、生態学、生物学なんかも面白く紹介してくれて良かったです。
    それと研究者の想いや苦悩なんかも物語に沿って書かれていて、科学の進歩の裏の人々の活躍を垣間見ることができました。
    自分が面白いと思ったものを研いで究めていく方々。
    かっこいいですね。
    まだまだ分からないことが沢山ある世の中で、面白がれる人々っていいですね。

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    2024年07月18日
  • ペンギンが教えてくれた物理のはなし

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    バイオロギングという、動物に観測機器を取り付け、その行動を調査する事で、明らかになった姿をえがく。最近はセンサーやカメラの小型化が進んでいるが、当初はそんな小型化されたものが手に入らない状態で、科学者の苦心の発明や改良の様子に、黎明期の研究の苦労や面白さが伝わった。

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    2024年04月17日
  • ペンギンが教えてくれた物理のはなし

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    物理の入門書を期待してたら違った。
    けどフィールドワークの様子や、動物の潜水、飛行を簡単な物理で説明してくれてるのが面白かった。
    特に好きなのが、海面に浮かび眠る北極のアザラシにタッチした話。はっと目を覚まし、慌てて潜り去った。ってめちゃくちゃ可愛い。
    ニシオンデンザメの目からぶら下がっている寄生虫も可笑しい。

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    2023年10月09日
  • ペンギンが教えてくれた物理のはなし

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    生き物が大好きなひとは、好奇心が旺盛で大好きだな〜こういう本、すごく好き

    生物学(生態学)×物理学
    多様性と、シンプルな法則性
    バイオロギング
    アホウドリは46日間で地球一周、イカ
    ミズナギドリは8ノ字描きでずっと夏を過ごす
    風や、潮目の温度、エサ探し


    進化の収斂(しゅうれん)
    途方もない

    ワタリアホウドリ
    体重10キロ、3メートル
    心拍数変わらず空を飛ぶ
    「意外なことに、鳥の普段の生活で重宝するのは遅く飛べる能力である。遅く飛べる鳥は速くも飛べるが、速く飛べる鳥が遅く飛べるとは限らない」
    ハチドリ ホバリング

    動物の代謝速度は体重の3/4乗に近い値に比例して増えていく

    鳥はなぜ飛

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    2023年01月05日
  • ペンギンが教えてくれた物理のはなし

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    生き物がどのようにして生活しているのか、どのようにして泳いでいるのか、飛んでいるのか。直接に野生の生き物に機器を取り付けて観測するバイオロギングという手法を使った研究についての話をいろいろと書かれています。著者の仕事(国立極地研究所)の興味深いエピソードから、なぜその仕事をすることになったのかの人生の物語。南極などの特殊な場所での仕事の様子。著者の仕事にまつわる面白いエピソードに引き込まれるように読むことができました。もちろん、調査の結果から明らかになったことなど、本書の主題の部分も非常に刺激的で面白く、自身の身の回りの生き物に対しても親近感が増えたように感じました。

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    2022年08月10日