熊沢里美のレビュー一覧
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原作とアニメの違い、なぜ後半ストーリーがあのように進んでいったかの考察など。
なるほどー、と腑に落ちました。
読んでいて、とても原作が読みたくなってしまいます。Posted by ブクログ -
読書もまたひとつの《旅》であるとするならば、この本は著者による「ムーミン谷」への《旅》のいわばドキュメントであり、その足跡をたどることで、ぼくら読者もまた、べつの角度から捉えた「ムーミン谷」の新たな眺望を新鮮な驚きとともに手に入れることができる。
発端は、テレビアニメ「楽しいムーミン一家」を観て育...続きを読むPosted by ブクログ -
副題の「孤児たちの避難所」に惹かれて借りた。原作を読んだ人なら誰でも、ムーミンシリーズは孤児や、どこにも居場所がなかった存在たちの話だと知っている。
なぜトーベ・ヤンソンはマイノリティたちの物語を書いたのだろう。子供の頃に無人島で子供たちだけで過ごした体験が彼女にどんな影響を与えたのか?敗戦後の厳...続きを読むPosted by ブクログ -
最初にムーミンを知ったのは、テレビのアニメ。
ねぇムーミン こっち向いての歌と一緒に、頭の中にあのキャラクターが刷り込まれた。
次に児童書を何冊か読んでみたが、あまりイメージは変わらなかった。
英語の勉強を始めてから、ペーパーバックを何冊か読んでみた。
一番、違和感があったのは挿絵だった。
楽しいム...続きを読むPosted by ブクログ -
本編を読みたくなる魅力ある考察だが、ネタバレが激しい。
序論を読んだら一旦閉じて、本編を全部読んでから改めて本書を読み進むか、本書を全部読んでからなるべく記憶を消して本編を読むのが良い。Posted by ブクログ -
ユートピアのように描かれているアニメ「楽しいムーミン一家」だが、原作の児童小説を読むとアニメとは違う印象のムーミン谷が描かれている。
原作では、距離のある登場人物たちの人間関係、度重なる自然災害による危機を通してユートピアができるまでが描かれていた。
原作から見えてくるムーミン谷とは…。
アニメもす...続きを読むPosted by ブクログ -
幼い時に見たし、子どもの時に読んだので、記憶はおぼろ。ただくっきりとムーミンを好きだったということだけ覚えている。
そんな自分がこの本を読むと、そうかそういう話だったかと驚きいります。
ほどよく忘れていることだし、本当にこの著者のいうとおりか、もう一度ムーミンを見て読んでみたいと思いました。Posted by ブクログ -
アニメのムーミン(楽しいムーミン一家)の原作は、北欧の厳しい自然と人間との対立と調和の話だったという、原作9作に基ずく分析。原作者トーベ・ヤンソンの意向で表紙以外の挿絵を掲載できないそうで、原作が手許にないと少々解かりにくいのが難。Posted by ブクログ