人見光夫のレビュー一覧

  • 答えは必ずある

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    理系開発職をやっている人にお薦めです。
    MAZDAのSkyactiveエンジン開発のリーダーである人見氏が、少ないリソーセスで競争力のあるエンジンを開発した時の考え方、組織マネジメントを振り返りながら書いた本です。
    モデルベース開発の適用などの考え方がしっかりしていて良かったです。本質的な課題をバラして、ボーリングの一番ピンとなる課題に注力するというやり方が良かったと思いました。

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    2024年01月04日
  • 答えは必ずある

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    本書では数多の課題を効果的に解決する方法としてヘッドピンを探せというメッセージとともに組織論についてかなりの紙面を割いて書かれている。

    リーダーシップや組織の在り方について書かれた本は、単にロジカルに説明がなされているだけでは行動につながらないと常々考えている。文字に熱が乗ってこそ読者の感情を刺激し行動を変えさせる効果が大きくなる。
    熱が乗るというのは、自分の頭で考え、悩み苦しみ、なんとかしようともがいてきたが故の臨場感、説得力があるということである。

    人見氏の人間臭い悩みやリーダーとしての考え方、開発組織としてどうあるべきかという本書のメッセージは、同じく開発の現場で理想と現実の間にゆれ

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    2023年11月03日
  • 答えは必ずある

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    マツダ車が好きなので、ここ数年、マツダのブランド価値が上がってきたことがとても嬉しい。
    力をつけてきたマツダブランドの裏側を知りたいと思い、以前から気になっていた人見光夫氏の著書を手に取った。
    物事はできるだけシンプルに捉え、ヘッドピン(ポイント
    となる課題)を見つけて、解決することに邁進する。できないとは言わない。
    『答えは必ずある』
    シンプルだけど深い。とても共感できる内容だった。

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    2020年01月28日
  • 答えは必ずある

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    研究者としてものづくり業界にいるものとして勇気をもらえとても共感できた。この時代にこんなことができた人見氏を尊敬します!(講演で直接話を聞いたときは胡散臭い感じでしたが(笑) それにしても残したい言葉がたくさんあった。マツダは間違いなく生まれ変わっている。自分たちもこうなりたい。以下目次のタイトル。
    ・答えは必ずある
    ・マツダ存続の危機
    ・「できない」とはいわない
    ・強烈な反骨心でソリューションを探る
    ※俯瞰し問題を見抜く力
    ・答えはいつだってシンプルである
    ・常に全体最適を考える
    特に※の章からいくつか言葉を残しておくことにする。
    ・時には極端なことをやってみる
    ・まさにロードマップが私たち

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    2018年07月16日
  • 答えは必ずある

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    電気メーカーの開発部門に働いている身として、職場の環境というか、雰囲気が一昔前のマツダさんと同じような気がしてならない。

    時間も人もない条件で高い目標に挑むことはチャレンジではない。否定することに優秀な頭脳を使うことは、勿体なさすぎる。

    実際にゴールするまでのイメージを持てるかどうか、大きく変わることを受け入れられるかどうかが、飛躍するかしぼむかの分かれ目なのだろう。

    さて我が職場は変化を受け入れられるだろうか?

    しかし人見さんは根っからの技術者なんだなぁ、と思わず笑顔になってしまった(笑)

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    2016年08月16日
  • 答えは必ずある

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    2015年の22冊目です。
    マツダ株式会社常務執行役員の人見光男さんの書かれた本です。

    先行技術開発が長く、提案した技術が商品化を担当するエンジニア達から受け入れてもらえないという経験を何度もされています。私も新入社員の頃に在籍した先行技術開発チームで、担当していた技術が取りあってもらえなかった経験があります。人見さんは、何度もそれを経験されていながら、技術を開発することに対して”諦める”ということが無かった。その粘り強さが会社を救うエンジン技術の実現に繋がったと感じました。またもう一つ、”ヘッドピン”と名付ける複数の問題に共通する課題を見つけて、それを解決していく仕事進め方が、様々なリソー

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    2015年07月12日
  • 答えは必ずある

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    マツダのスカイアクティブ・エンジンを主導した著者が、その設計思想について、開発当時の生々しい思いも含めて語った一冊。

    「作りたいんは世界一のエンジンじゃろうが」と内容的にかぶる部分はあるが、あちらはより技術的な色が濃いのに対して、本書は仕事への取り組み方や姿勢を含めてよりビジネス書的な内容となっており、より広い層に受け入れられるのではないだろうか。

    マツダの選択として、多くの選択肢の中から良さそうなものを選ぶのではなく、様々な課題に共通している要因を洗い出し、それを徹底的につぶすという思想をとっている。

    えてしてそういった共通課題というのは、大変難しい問題が多く、まずは手のつけられそうな

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    2015年05月25日
  • 答えは必ずある

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    マツダのSKY active(エンジン)を開発した
    常務執行役員の研究所畑キャリアでの
    エンジン開発や課題解決など記したビジネス書

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    2023年10月20日
  • 答えは必ずある

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    逆境だからこそ知恵が出るっていう事例。
    人数が少ないからこそ、コンピュータを積極的に採用したし、後戻りが出ないように攻めどころを事前に整理した。

    それと、反作用を怖れず一度試しに振り切ってみるっていう作戦は使える場面がありそう。

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    2019年04月15日
  • 答えは必ずある

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    マツダの存続を掛けてエンジン開発に取り組まれたお話です。
    答えは必ずあると信じて取り組み続けることで、新しい発想が出てくること。
    困難に思えることも、要素を絞り込んで(今回の場合は7つ)考えてみると、突破口が見えてくること。
    常識が邪魔をすると山の上の景色が見えない。
    など問題解決の取り組み方として、技術者以外でも参考になることがたくさんありました。

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    2017年06月10日
  • 答えは必ずある

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    マツダに関する本は以前に「ロマンとソロバン」を読んだが、
    今回もスカイアクティブ技術の成り立ちが書かれている。

    本書は現在マツダ常務執行役員の著書で、
    以前は開発をされていた方でスカイアクティブ技術をリードされていた方。

    内容は「ロマンとソロバン」が被る事が多いが、こちらは実際に携わっていた方の
    証言なので重みが違うと感じた。

    電気自動車の普及がいかに難しいか、
    CO2排出の問題は、原油採掘から生成時までかなりCO2が排出され、
    (電気自動車が)走行時にCO2が排出されないとはいえ、
    製造までに大きな問題があるということ。
    また、ここまで日本で自動車が普及していることから、
    (現在約60

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    2016年01月25日
  • 答えは必ずある

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    ・共通主要課題を1つに絞って単純にし、対症療法ではなく根本的治療を施そう
    ・電気を作るところから考えるとエコカーはどれも言うほどエコじゃない
    ・何か新しい発見をしたかったらパラメータは少しずつではなく大きく振るべきだ

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    2015年12月29日
  • 答えは必ずある

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    「大きく振ってみる」
     誰もまだ見ていない世界にいち早く踏み込む。
    「後追いの対症療法ではなく根本的な治療方法」
     理想のゴールを強くイメージする。
    「ヘッドピンを探る」
     山のようにある課題は本質的につながっている。
      エンジン効率改善の7つの因子を理想に近づける。
      CAEを強化し効率化。

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    2015年05月24日
  • 答えは必ずある

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    1ヶ月前に、CX-5 Skyactive-Dを購入しました。この本を購入する前です。
    CX−5に替える前は、Mazda アテンザ(5MT)に乗っていました。

    この本を読んで感じた事は、スカイアクティブ開発リーダーであり本の著者でもある人見さんは「普通の人」なんだと思いました。
    AppleやSoftbankなど、世界をリードする企業のリーダーはとても自分には想像もできないカリスマ的な印象がありますが、Mazdaのすばらしいエンジンを開発したリーダーは普通の人でした。

    書いてある内容は大体リーダー本に書かれている内容で、自分にも理解できました。当たり前のことを当たり前にやってみせる事が如何に難

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    2015年04月01日
  • 答えは必ずある

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    マツダという弱小メーカーの、日の当たらない部門で開発にあたっていた中間管理職が、SKYACTIVEの元で大暴れし、ハイブリッド車並みの燃費をガソリン車で実現する話。エンジン開発のことはまるで知らないのだが、複雑そうなものも整理して考えれば7つの要素でしかなく、それを潰すだけで良いというのは信じられぬ。かなり正直に鬱屈も書かれているし、反論覚悟で偉そうとか上から目線と言われそうなことも書いている正直で面白い一冊。技術についても踏み込んで書いてあるのだろうが、わからぬ点がちらほらあり、妥当性に至ってはまるでわからんのは残念。

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    2015年02月22日
  • 答えは必ずある

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    要因を見つけ、ボウリングのヘッドピンを倒すように…との記述、甚だごもっともだが、それを見つけられないのが自分の現実。見つけようとしてないだけか、能力不足か

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    2019年11月14日
  • 答えは必ずある

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    大企業が持つ大企業病の制約を壊し、大きなビジョンに向かう。ちまちまと課題を解消するのではなく、共通する課題を見つけ、その課題解消に集中することの重要性がよく分かりました。

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    2017年05月13日