アル・ピタンパリのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
[惰性からの跳躍]企業などの組織にとっては必要不可欠ながらも、誰しもが常に不満を抱えてしまうのが「会議」。その意義を徹底的に見つめ直し、新たな会議のかたちである「モダン・ミーティング」の概念を提唱した作品です。著者は、コンサルタントやトレーナーとして活躍されているアル・ピタンパリ。訳者は、外資系IT企業においてマネージメントの要職を歴任されていた阿部川久広。原題は『Read This Before Our Next Meeting
』。
ムダな会議は組織を滅ぼす、招集している側が満足していても参加者は必ずしもそうではない等、とにかく舌鋒鋭く、時に奮い立たせるがごとく語られるピタンパリ氏の会 -
Posted by ブクログ
ファシリテートに関するノウハウ等、
会議進行方法についてのハウツー本はあったが、
会議そのものについて書いた本は無かったように思います。
これからのスピードを求められる時代では、
従来のダラダラ長く、参加者がムダに多い会議を続けている会社は、
強い会社になれない。実際弱い会社、スピード感の無い会社は、
会議がやたらと多く、かつ何も決まらないことが多い気がします。
本当に必要なときだけ会議を開くべきであり、
会議開催可否の判断に悩んだときは、本書を読み返すことにしたい。
私自身、相談や話し合いは必要だと思うが、大勢を介しての会議の8割は、
必要ないと思っているので、すごく共感が持てた。
勉 -
Posted by ブクログ
いわゆる「すごい会議」系の本はこれまでにもたくさん出版されているが、この本の趣旨は、事例の紹介ではなく、「モダンミーティング」と銘打たれた、意思決定を後押しするための集まりだけを会議と認め、無駄な集まりは徹底的に排除しようという提案である。
長時間束縛され、誰がファシリテーターなのかも、会議のゴールがなんなのかも、そしてなぜ自分が招集されているのかわからない会議が世の中にどれだけ溢れていることか。そして何も意思決定がなされないまま、議事録が残されて皆仕事をした気になっている。
でも、何も決まらないということは何の成果も生み出していないということであり、それは仕事どころか怠慢そのものだ。年度評価 -
Posted by ブクログ
長時間かけても、何が結論かわからない会議
単に報告だけで状況の共有が目的となっている会議
そこに集まる人がそれで満足している会議
そんな時間コストを無視した会議を、生産的で、目的をハッキリさせる会議にする。
会議の目的は、意識決定すること。
既にある意思決定を後押しすること
素早く進行し、時間通りに終わること
出席者を制限すること
準備不足を許さないこと
必ずやりきるためのアクションプランを作り出すこと
情報のシェアはしないこと(事前に)
ブレストと併用されて威力を発揮すること
議事録は不要
記すべきことは
意思決定の内容と、それを実現するためのアクションプラン
1.必ずやり遂げると決め -
Posted by ブクログ
無駄な会議が多いのは日本の特長だと思っていた。
多くの会議が、メールで済むことだったり、何も決定がなされなかったり。
外資系の方々との会議では、そんなことが少なく(ある時もあるが)
終了時間も決まっていて、その中で意思決定、ネクストステップを決めようとする。社会のシステムの違いなのか、文化の違いなのかわからないのだが。
日本の特長だと思っていた、非効率な会議が、海外でもよくあるらしく、ダメな会議をモダンミーティングに変えようというのが本書。
モダンミーティングは「対立」と「協調」の両方がなければならないと説く。
GMの例だと、「協調」しかない会議では、シャンシャンになるのではなく、次回までに反