斎藤健次のレビュー一覧

  • まぐろ土佐船(小学館文庫)

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    漁船もの小説。
    著者が本当にマグロ漁船に乗り込んで書いているので迫力満点。
    (ちなみに読んだのはマンガ版なのですが・・・)

    これを読むと、淡青丸なんてチョロいと思えてくる。
    海洋関係の研究者は必読の逸品。

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    2009年11月23日
  • まぐろ土佐船(小学館文庫)

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    コック長から見たマグロ船の事実。一日十数時間に及ぶ過酷な労働,数百日に及ぶ漁期は心身を消耗させる。併せて死と背中合わせの危険,にも関わらず,漁獲制限,資源保護・減少による不安定で報われない報酬…。マグロ船の実情を余さず描く傑作だ。たまの寄港や食事,日常の交流などささやかな楽しみの描写がホッとさせる。カツオ命,マグロ(赤身専門)っ食いの僕が知りたかった土佐船のリアル教えてくれた値打ち本。十数年前の小学館ノンフィクション大賞受賞作,前々から気になっていた本だったが,やっと読めた!

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    2016年12月01日
  • まぐろ土佐船 3

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    ネタバレ

    マグロが食卓に並ぶには
    こんなに大変なドラマがあったんだなあ。
    男たちが一攫千金を目指してマグロを追い続ける話。
    マグロが釣れないと、男たちは船を下りることは許されない。
    船の乗組員には誰一人として必要でない人物などいない。
    誰か一人でも欠ければ漁はできない。

    主人公はマグロ漁船のコック長。
    毎日ずっと休みなく船員20人分の料理を作り続ける。
    時には八つ当たりされ、不味いと罵られ、のけ者扱いまでされて……。
    それでも料理を作り続けなければならない。
    自分には絶対に無理だと思った。

    無事に大漁で物語は終わったけれど
    船の上でも陸でもいいから、最後に主人公の
    振る舞う料理で大宴会みたいな場面を

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    2016年02月07日
  • まぐろ土佐船(小学館文庫)

    Posted by ブクログ

    この本は古本屋で3回くらいみかけた後、買いました。最初見たときから「いつか買って読むな」とは思ってたのですが。男の世界です。まぐろってこんな大変だったんだ。

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    2009年10月04日