マグロが食卓に並ぶには
こんなに大変なドラマがあったんだなあ。
男たちが一攫千金を目指してマグロを追い続ける話。
マグロが釣れないと、男たちは船を下りることは許されない。
船の乗組員には誰一人として必要でない人物などいない。
誰か一人でも欠ければ漁はできない。
主人公はマグロ漁船のコック長。
毎日
...続きを読むずっと休みなく船員20人分の料理を作り続ける。
時には八つ当たりされ、不味いと罵られ、のけ者扱いまでされて……。
それでも料理を作り続けなければならない。
自分には絶対に無理だと思った。
無事に大漁で物語は終わったけれど
船の上でも陸でもいいから、最後に主人公の
振る舞う料理で大宴会みたいな場面を描いてほしかった。
あんなに苦労していた主人公が
ちゃんと報われるシーンがあればよかったかなあと。
でも途中でちゃんと主人公の努力が実ったシーンもたくさんある。
でも、誰が一番頑張ったとかではないもんな。
みんな頑張って大漁で終わったからそれでいいと思う。