デービッド・アーカーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ブランドの重要性と構築手法が数多く論理的に説明されていた。
ブランド構築は個別的戦術的課題ではなく、全体的かつ戦略的課題である。
社内と顧客の両方に熱意と共感を持ってもらえるブランドビジョンを設定し、ブランドイメージは顧客への約束であると捉えて確実に実行できるような経営資源の構築と組織体制の整備を行い、長期的に一貫したビジョンを訴求する。
顧客や市場が熱意や関心を持つ領域の活動により、競合から突出した信頼とロイヤルティを獲得できる。
放置すると同一企業内でブランドは乱立するし、組織のサイロ化によってブランド構築の努力も分散したり干渉しあったり最悪の場合妨害しあったりする。これを防ぐためには、ブランド毎の役割と能力と将来性とシナジー等を踏まえて戦略的にブランドポートフォリオを管理する必要があり、また、組織内サイロは有用であるため構造としては維持しながら、トップの権限と評価基準や用語や価値観の共通化とブランドビジョンの柔軟化(各サイロでの微修正を可能にする)によって協働によるブランド構築努力の成果向上を図る。
などが印象に残った。
全体的に、シナジーや、差別化戦略の重要性や、組織文化の重要性や、組織間連携の手法など、経営戦略論全体を、ブランドという視点から説明していく書籍だった。
ふんだんに実例による解説がなされていて、アメリカの企業や製品·サービスに精通していればより理解できたのだろうが、よくわからないものも多くて、残念だった。