丹羽庭のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ日常の嫌な事を戦隊ものの怪人にたとえるの、
ダミアンが駅を基地だと考えるのと同じで、ちょっとだけ毎日が楽しく
立ち向かうのも苦じゃなくしてくれそうな感じで良いですね。
オシャンティ怪人や懐古怪人など、笑ってしまいました。
何故隠れオタクが隠れるのか。
言っても言わなくても、理解のない人たちは
どうせ何か言うに決まってるんですよね。
それなら言わないでおいた方がまだマシっていうこと、あると思いますし
言うにしても自分のタイミングで言いたいです。
大塚課長との話は、ちょっと良いエピソードでした。
任侠さんのお母さんは、ちょっと面倒くさい人かもしれないけれど
とてもいい人だなと思います。
”よその子と違う”と確かに不安にはなるでしょうね。
でも「止められて育っても結局こうなります」という仲村さんの言葉
面白いしそのとおりだなと思います。
反動で余計こうなってしまう人もいるでしょうし。
趣味を目の敵にしてそれを取り除いたところで、
元がロクデナシならばまともになるわけではなく
無趣味のロクデナシになるだけというのも頷いてしまいます。
確かにインターネットも普及していて昔よりはオタクも
生きやすい時代かもしれません。
この漫画では敢えてそうしたネットでの交流などの描写はないそうですが
映画好きのおばあちゃんのエピソードとても好きです。
自分でラジオまでやっているなんてオタクの鏡だなと思うし
恰好良いおばあちゃんだなと思います。
自分で持った感想を不特定多数の『みんな』に共有し
別の味方や共感を得ることでまた違った感想を得ることができて
良い楽しみ方ですよね。
でもそれはそれとして、本当に気の合う人とリアルに会って感想を言い合う楽しさも
また格別なものがあります。
『ネットで何万文字読んでも、今ここで生の感想を言いたいし聞きたいんです!』
全くその通りだなと思いました。
吉田さんはすごく好きなキャラだし一番共感することが多いかもしれません。
『購買は選挙と同じ。たかが1票されど1票。このお金が特撮の未来を支える』
という台詞もオタクの鏡ですよね。
自分の周りのオタクたちは、自分も含めて
推しに貢いで推しが潤うことが幸せというタイプばかりなので
あまりお金を出し渋らず出たら欲しいものはすぐお金を出す感じなので
この考え方もとても共感できます。
映画館でのおばあちゃんといいおもちゃ屋さんでのサラリーマンといい
仲村さんはオタクにしてはコミュ力が高すぎではないでしょうか。
これだけコミュ力があれば、活動的にオープンオタとして生きていけそうな気がします。
「オタクは感きわまるとやたらものを叩く」
「オタクはテンションが上がると隣の人を叩く」
というのは、女子校あるあるじゃなくてオタクあるあるだったんですね…。
恥じらい続けて20年という台詞も面白かったです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレドラマを見ていて興味を持ち読んでみました。
作者が特撮オタで、でもそれをそのまま描いても共感が得られないのでは
という担当者さんのアドバイスから、ではその部分を書こうということで
始まったそうです。
確かにネットではたくさん仲間がいるのに、会社などリアルの場では
何故か仲間に出会いにくいのは、隠れオタだからかもしれませんし
こうした切り口はちょっと新鮮で面白いです。
ドラマほどではないですが、仲村さんが恥ずかしいと思いながら
でもやめられないから、とオタクを続けているので
ちょっと自虐が過ぎるように感じるところはあります。
私自身オープンオタではないですが隠してもいないので
その局面なら言ってもいいのでは、そこまで隠さなくてもいいのでは
と思いました。
とは言え、「良い年をした大人なのにみっともない」というのを、
そんなことはないとストレートにはねのけるのではなく
みっともないと自分でも思っているからそう言われると傷つくけれど
好きなものは好きだし…というはっきり割り切れないところが
非常にリアルでもあります。
仲村さんのトラウマのせいとも言えるので、親やその記憶との戦いの物語でもあります。
「彼氏がいないなら出会いを探さないと駄目だからカラオケ行こう」。
言っている方は悪気はなくて寧ろよかれと思っているのでしょうが
男がいないと駄目な恋愛脳の阿呆と一緒にしないでくれ、と思ってしまいます。
別になんでも恋愛に結びつけたいわけではないのに
やたら女子力と言う人間といると疲れてしまうので、むしろ仲村さんは
そういった同僚たちともそつなく付き合っているように見えて偉いです。
『むしろ女死力』っていうのは言い得て妙で笑いました。
仲間を呼び合える『オーラ』、確かに私も欲しいです。
RPGのステータスアイコンみたいなのが出せたらわかりやすいのに
とよく思います。
リア友のオタ仲間は、社会人になってしまうと
オフ会などに参加でもしない限り増やすのが難しい気がしますし、
オフ会にしても吉田さんのように年齢や住んでいる地域などが障害になって
気軽に参加できないこともありますよね。
タイトルは特撮ですが、特撮オタに限らず
どのようなジャンルでもオタクをやっている人にとっては
身につまされるようなあるある話が多いのではないでしょうか。
今でこそ多様性という言葉が出てきてそうした考え方の方が正しい
という雰囲気になってきましたが、それでも親が子供に押し付けることはあるでしょう。
みんなと違うといじめられてしまう、目立ってしまう、と言われて
黒いランドセルを選ばせてもらえなかった経験、私もあります。
途中で転校して学校指定の持ち物がなにもかも周りと違ってしまったので、
ランドセルがみんなと違っても全く問題なかったのではと思いますが
親を説得するほどの熱量を当時は持ち合わせていませんでした。
それでも折りに触れ思い出します。
親は自分の考えを押し付けるのではなく、子供の考えを聞き
それによって問題が生じる場合はそれについて説明の上で
子供に選ばせて欲しいなと思います。
特撮の話を思い出して電車で席を譲るシーンがありますが
人間誰しも心の支えになるものがあって、
親の教えだったり好物の食べ物だったり、何某かの自分が好ましいと思うものが
日々の言動の糧になっていると思います。
それが特撮であろうがアイドルであろうが後ろ指をさされる必要はないと思うのですが、
理解を得難い趣味の場合色々と難しいですね。
しみじみと、私もオタ仲間欲しいな、と思ってしまいました。