中垣俊之のレビュー一覧

  • ヤマケイ文庫 考える粘菌 生物の知の根源を探る

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    粘菌は賢く動いているようにみえる。人間も賢く動いているようにみえるが、そうとも言えないらしい。生き物の知性とはなんだろうと考えるヒントになりそうな本。

    粘菌は考えるのか。理系向きの内容で文系の自分には取っ付きにくい内容だった。粘菌が迷路を解いているようにみえるが、実はこれは単純な生体反応で機械的に動いているに過ぎない。タイトルは「考える粘菌」だが、考えないことを前提に説明しているように思う(粘菌に脳はないので当たり前だが)。粘菌の動きを簡単なモデル方程式に置き換えて解説することで、知性があるようにみえる動きの仕組みを一つ一つ解き明かしていく。人間にとっての知性と生き物にとっての知性は別物だと

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    2026年05月20日
  • 粘菌 その驚くべき知性

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    ネタバレ

    ゾウリムシに知性はあるのか?カテゴリーの新書。知性として認識されるもののメカニズムは意外と単純なものの中にあるということを、粘菌を通して探っていく。最短経路の算出を行う実験、このネットワーキングがどのようなアルゴリズムによって行われるのか?分散処理の総体としての知性の表れ。後半は、学習、逡巡といったさらにチャレンジングな課題に挑んでいく。たぶん現在進行形の研究も多いため、特に後半部分は考え方のアイディアレベルの紹介が多いがとても楽しめる。刺激による周波数の選択と位相の揃い加減。まあ世の中が波しかないとしたらそこだよね。

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    2014年11月13日