野本陽代のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ベテルギウスは最初の第一章だけ,副題の加速膨脹についても最終章で触れられる程度。メインは宇宙論の発展について。シン『宇宙創成』で読んだのでざっとさらう感じだった。
ベテルギウスは,今年にも超新星爆発してもおかしくないと話題になってる。もしすれば,満月くらいの明るさになって昼でも見えるようになる。前回銀河系内で超新星爆発があったのは,400年も前。もしベテルギウスが超新星爆発したら,その仕組みが詳しく解析されて宇宙論が大いに進展するはず。
400年前の超新星爆発はケプラーの頃。師のティコの頃にもあったというが,400年前は望遠鏡はなく,肉眼での観測。それでもこの天体ショーは詳しく記録され今に伝わる。ベテルギウスはもっと地球に近く,640光年くらいの距離。しかも今人類は多くの高性能望遠鏡を持ってる。これは期待大。
それだけにちょっと本書は期待外れ。一応超新星に焦点を当てた感じではあるのだが,いかんせん一般的な宇宙論の解説が多い。面白いエピソードも読めたのでまあいいけど。メシエが作ったメシエ・カタログは,彼が熱中した彗星探しのため,彗星でない無視してよい星雲・星団をリストしたもの,とか。
著者は,サイエンスライターということだが,慶應の法学部出身らしい。文科省宇宙開発委員会の委員を7年やってたそうだけど,どういう経歴だろ?ちょっと誤解に基づくような記載も。
p.77「ヘリウムは独立独歩の元素で、互いどうしでもペアを組むということがない元素です。そのため、ヘリウムが核融合するためにはある条件を満たさなければなりません。三個のヘリウム原子核がほぼ同時に超高速で衝突することです。」
これって化学反応と核反応をごっちゃにしてないかなぁ?
著者の夫の野本憲一氏は天文学者ということ。なるほど。 -
Posted by ブクログ
Pod castで2012年にベテルギウスが超新星化するかもしれないと聞き、驚いて本屋さんを探していると早速本書が出ておりました。2012年といえばマヤのカレンダーも終わり。この超新星化を予言していたのかっ!と同僚と飲みながら馬鹿話をしていたのですが、2012年なのか1万年後なのかは正確にはわからないらしい。
ベテルギウス自体の話しは前段だけで終わりで、あとは超新星から宇宙のなりたちを紐解いていく章立てになっています。今まで断片的な情報だったのが一連の流れとしておさらいできました。
実にさらっと書いてあって物足りないけれど、このへんはブルーバックスに求めるべきか?頼むよ~。