頼住光子のレビュー一覧

  • 正法眼蔵入門

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    道元の正法眼蔵は真意を解釈する過程に毎度苦しむ仏教哲学書であるが、初歩の切り口に押さえておきたい要所がわかりやすく述べられており、正法眼蔵理解への大きな助けの一歩になる一冊。言霊学の言霊原理と近い思想で解説しているところもあり、個人的に気に入っている正法眼蔵解説書。

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    2025年11月11日
  • 正法眼蔵入門

    匿名

    購入済み

    難解で知られる道元の正法眼蔵を非常にわかりやすく解説しています。「縁起・無自性・空」などそういった思想の面白さもさることながら、道元は言葉をどのように使い、どのように用いていたのかというところにより深く興味を持ちました。読んだ後によく分かった!とは一筋縄ではいきませんが、何度も反芻をしながら自分の血肉としたいです。

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    2024年08月17日
  • 正法眼蔵入門

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    道元『正法眼蔵』関係書籍で、これほど分かりやすい解説があったでしょうか。

    難しい道元の言葉の引用後、必ず分かりやすい解説が入る優しい仕様で、全ての難しい内容の本はこの形式を参考にしてほしいぐらい。

    表紙の『正法眼蔵入門』の入門の文字だけフォント色が白色で、強調されていますが、ふつうに捉えれば、『正法眼蔵』の『入門』書のところ、道元の修証一等(修行し続けることがさとりの在りよう)の視点からは、ゴールは同時にスタート(入門)でもあるので、なかなか味わい深い良いタイトルです。

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    2020年03月03日
  • 正法眼蔵入門

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    道元の代表作の入門書。哲学的に書かれていて硬派。道元の「さとり」を中心に述べられている。この仏性は修行者の日常生活に現れている。かつ、固定的ではない。彼は常識的な認識を覆す。本書は参考文献が充実している。その略説が嬉しい。

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    2020年10月20日
  • 正法眼蔵入門

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    読み終えました!まさに禅問答のような書であったが、意外とすんなり読み終えた。頭に入ったかどうかは別にして、ハイレベルの入門書としては良かったかも。

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    2025年05月24日
  • 日本仏教再入門

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    日本における仏教の基礎的なことを概観できる一札。
    ただ、この一冊だけで全てを理解するのは難しいので、専門書で勉強しなくてはならないと思った。

    ⭐︎得た知識

    仏教に大きく三つの流れがある→南伝系、東アジア系、チベット系

    昔は、西洋から見ると大乗仏教は、非仏説であり、原始仏教、上座部こそが大事であるとされた。

    葬式の源流は、禅宗。禅宗の、亡僧に対する葬式をそのまま在家者の方へ転換させた。

    本地垂迹説→仏が辺地である日本を救うために神として出現されること。仏優位の考え。

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    2024年12月26日
  • 正法眼蔵入門

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    道元の「思想」に焦点をあてて、わかりやすく解説した本です。

    著者はまず、「一切衆生悉有仏性」に代表される、道元の言語戦略について考察をおこなっています。とりあげられるのは「青山常運歩」ということばで、これによって道元が日常的なことばとものの結びつきに対する疑いへと読者を突き放し、世界のありようそのものに対して目を向けるようにせまっていることが明らかにされます。

    ついで、「修証一等」や「身心脱落」などにかんする考察がおこなわれており、世界のありようを道元がどのようにとらえていたのかが解明されています。自己や世界の諸存在は固定的な要素ではなく関係のなかで成り立っており、「空」を体得することでこ

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    2020年04月17日