田崎史郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
元総理大臣を父にもつ小泉進次郎氏と福田達夫氏の対談をまとめた本。父親が元総理大臣という究極の世襲ともいえる状況で敢えて政治家を志した二人が農業行政の改革でパートナーとなってお互いを認め合うことになります。その二人の対談をベテラン政治記者田崎史郎氏がコーディネートしています。
読みどころは、父親が総理大臣という家庭環境や親子関係がどういうものか、子供から見た総理大臣の姿、政治家を志すことになった動機や心構えなどが記述されている前半部です。いくつか抜粋します。「世襲で政治家になる以上はゼロからやっている人より仕事ができなくては意味がない(福田)」、「マスコミに叩かれているときは評価されるスタートで、持ち上げられているときは叩き落されるスタートだと割り切っていた(小泉)」、「子供の時に同級生から『お父さんが政治家だから仲良くしておけって言ってるから友達になろうよ』と言われ、周囲が自分をどう見ているか子供ながらによくわかった(小泉)」、「(総理大臣とは)孤高に平気でいられる。1億2千万人に対する愛情をこめて冷静に判断ができる(福田)」
私も世襲で家業を継いだわけですが、レベルの差はあっても共感できる部分がたくさんありました。