田崎史郎のレビュー一覧

  • 小泉進次郎と福田達夫

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    小泉進次郎と福田達夫両議員の対談と、一緒に働いた農水省中堅幹部との意見交換の内容をまとめたもの。将来を嘱望されている若手議員の小泉進次郎氏と福田達夫氏の性格や考え方、二世議員の苦悩がよく分かった。
    「(福田)首相秘書官時代はまじめにやりましたが、官房長官秘書官は、臨時のお手伝いのつもりでしたから、秘書官席にも座らなかった」p23
    「(福田)この国の行政の、組織的というより属人的能力に頼る部分の多さとか、いろんな課題が見えた」p24
    「(小泉)政治家は逃げられないんですよ。どれだけ怖いと思ったって、街に出たら、またああいうことが待っているのかなあ(名刺を破られる、足を踏まれる、ペットボトルを投

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    2018年10月21日
  • 小泉進次郎と福田達夫

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    元首相を父に持つ政治家、小泉進次郎と福田達夫。2人は自民党農林部会に属し、タッグを組んでJAや全農などの巨大組織を相手に農政改革に携わる。そんな接点を持った2人が日本の将来、政治、農業、世襲、父のことなどを語り合う。

    本書の展開は予想通り、知名度では圧倒的な小泉進次郎の発言と彼へのヨイショ中心。しかし、限られた福田達夫の発言の中に農林部会のトップ小泉氏を支え、時には年上として諫言もする忠実な補佐役に殉じる意識が感じられる。同じ世襲政治家だが、あまり似ていない点で2人はいいコンビだ。将来の小泉首相、福田官房長というのも夢じゃない。

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    2018年02月24日
  • 小泉進次郎と福田達夫

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    対談形式でさらっと読めた。自民党の部会でどのように政策が決まっていくのかを知りたくて手にとった本。その全貌を掴むところまではいかなかったが部会長がどんな役割をもち誰とどういう調整を行っているのかという動きが垣間見えて興味深く感じた。総理を父に持つお二人は二世議員であるからこそ、置かれた環境や周囲からの見られ方について客観視し、覚悟をもって仕事に取り組んでいるという印象を持った。他の議員のコメントで地元に帰らずインプットをする時間が取れるのが羨ましいというというものがあったが、実際にそのアドバンテージはかなり大きいのだろうと想像した。

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    2018年02月23日
  • 小泉進次郎と福田達夫

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    ネタバレ

    すごく面白かったです。

    セミナー講師を業とする私としては、小泉進次郎氏のトークは、学ぶところがたくさんあります。そのため、常に関心を持っています。

    今回はそれとは別に、政治の舞台裏が本音トークで展開される期待で読みました。農林中金改革について、新聞報道だけでは分からない経緯が取り上げられていて、興味深かったです。

    農林部会長には担ぎ上げられたかと思っていましたが、見事に改革を推進して、政治家としての血となり肉となった様子がよく分かります。物事をポジティブにとらえる大切さを読み取りました。

    TPP担当から、農林部会長へ。「国民の皆さんへ」のメッセージ。国民は言うまでもなく消費者ですが、消

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    2017年12月30日
  • 安倍官邸の正体

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    下手なビジネスハウツー本を遙かに凌駕する。安倍と菅に焦点を当てつつ、所詮は人そして、その関係で決まることを強く感じる。

    ・拙速というのは実に便利な言葉だ。では、どれぐらい議論すればいいのか。
    ・人事は万事
    ・政治家にとって事を成すには陰険さも権謀術数も必要。ただ本音を言えば良いというものでは決してない。
    ・人事は求めず、拒まず
    ・完勝しようとすれば、大敗を喫する、6,7割の勝利で完勝と考える。

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    2015年09月25日
  • 小泉進次郎と福田達夫

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    読んだ時の期待や動機とは違う内容だったが、小泉進次郎という政治家がSNSなどで言われているような姿と大きく異なるものであることがわかって良かった。

    小泉進次郎がとても勉強家でかつ改革などに大きく突き進む一方で、福田達夫がその絵を大きく捉えた上で、細部を詰めていくという当時の自民党農林部会での進め方が、2人の政治家としての特性を表していることが、対談や関係する政治家、官僚のインタビューからわかる。
    何人かが言及しているように、小泉総理、福田官房長官が実現するのかもしれない。

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    2025年12月07日
  • 安倍官邸の正体

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    ちょうど緊急事態宣言が出てた期間お茶の間でこの本の著者を目にする機会が度々あったので何者やと思いこの本を買って読んでみた。

    真実をもとめて、つなぎ合わせて、発信するのはいろんなしがらみがあるなかほんとに難しいんだろーなと思った。
    「ペンは剣よりも強し」は政治ジャーナリストの信念に深く刻まれた言葉であって欲しい。

    まぁこの本の感想をどう書こうかと迷った結果、とりあえず安倍首相お疲れ様でした。

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    2020年10月17日
  • 小泉進次郎と福田達夫

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    政治家の苦労がよく分かる。政治に対する暗いニュースが続く中、捨てたもんじゃないと期待感を抱かせてくれる一冊。ハートの熱さに触れ、ファンにならずにはいられない。

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    2018年04月30日
  • 小泉進次郎と福田達夫

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    日本の未来を担うであろう二人の政治家が総理だった父親のこと、政治家の家のこと、それから自分の夢を語った。

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    2018年01月18日
  • 安倍官邸の正体

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    総理の政治手腕や安倍政権を支える正副官房長官会議の存在や菅官房長官の存在、菅の経歴から迫る人物像や手腕などを詳しく知ることができました。内容は、一読して安倍政権寄りに書かれているように見えますが、あとがきにもあるように、「批判するのであれば、まず真相をしっかり理解した上でするべき」との著者の判断によるものです。

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    2017年12月19日
  • 安倍官邸の正体

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    2017/07/23
    確かに権力への批判は少ないなと思ったし、割と安倍さんや菅さんの政治手腕や人格を褒めちぎってるな、と思った。
    でも、それを補って余りあるくらい、興味深い話が読めたかなと。世の中は、人で動いているんだなあ。

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    2017年07月23日
  • 安倍官邸の正体

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    著者はテレビの情報番組に政治コメンターとしてよく出演し、政治の裏側をズケズケと語っているがいつもその内容はわかりやすい。
    本書は、国家権力がどの様にして行使されるのかを、憶測も含めて具体的かつ赤裸々にかいている。政局の裏側や、飽くなき野望の政治家たちと素晴らしく優秀な官僚たちとの関係性や距離感のエピソードは迫力に満ちている。
    本書からうかがえる著者の立ち位置は、保守中道よりやや右かとも思えるが、豊富な取材やジャーナリストとしての信念も読み取れる本書は秀逸とも思えた。

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    2016年08月12日
  • 安倍官邸の正体

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    ネタバレ

    安倍官邸の強さの秘密と、安倍・菅2名の人となりが描かれている。小泉政権で大きく変わった政権の在り方、民主党政権で失敗した「政治主導」、安倍政権での「正副官房長官会議」、政治学的にも面白いと思う。

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    2016年01月03日
  • 安倍官邸の正体

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    ネタバレ

    安倍政権の強さを解説した本。著者も自認しているとおり、政権批判が足りないという評価はあり得ると思うが、ジャーナリストはなんでも権力批判すればいいというものではない。読む方だって、その本に書かれたことを自分なりに解釈すればよいだけのことである。批判したい人はこの本で得た情報をもとに自分で考えて批判すればいいのだ。新書なんだから、そんなに多くを求めるのもおかしいと思う。
    なぜ安倍政権が安定しているのかについて考える材料を得られる良書だと思う。

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    2015年08月26日
  • 安倍官邸の正体

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    2014年の衆院解散が消費税増税の根回しを進める財務省の圧力を押さえ込むためだったという冒頭の話だけでも読む価値はあった。
    安倍・菅・今井を中心にしたチーム体制で動いているのはなんとなく分かった。ただ菅以外は個人についてあまり書かれてない。不透明な印象だがそれでもこれだけ書くのは難しいのだろう。
    今の国際政治のレベルでも案外ちょっとした隙間で個人の考えで動いてしまうのだなと思うエピソードもあった(プーチンとの部屋の隅での一瞬の話とか)。

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    2015年06月30日
  • 安倍官邸の正体

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    物事をなすのは組織ではない。物事をなすのは、計画や制度ではない。物事をなせるのは、人だけだ。組織や計画、制度は、人を助けるか、邪魔するかである。『元米国務長官コリン・パウエル先輩大将談』

    人間とは、理屈によって納得するが、感情によって動く。指導者は、人々を納得させるとともに、動かさなければならない。リーダーとは、ニクソン著

    真実を知らなくれば、批判も肯定もできない。

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    2015年06月04日
  • 安倍官邸の正体

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    首相官邸には「隠し回廊」があって、そこで毎日行われている「正副官房長官会議」なるものが、権力の頂点ということになるらしい。
    やや提灯記事であった感はいなめませんでしたが、第1次政権の失敗を、しっかり糧にして色々やってるんだなぁ、ってことがよーくわかりました。
    とくに「テレビにどう映るかを計算」したマスコミ対策というか、コントロールというか。踊らされてはいけませんぞ。田崎さんも。



    (2015/4/22)

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    2015年05月05日
  • 安倍官邸の正体

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    ネタバレ

    安部首相の官邸政治、政権の裏側について、記載した本。
    政治の仕組みについて、かなり参考になる良著。

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    2015年04月29日
  • 安倍官邸の正体

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    政権を一度投げ出し、終わったと思われていた安倍首相が、なぜ復活し今の強大な力を持ち得たのかが詳細に書かれてある。負犬からの逆転の方法論としても参考になる。土台となるのは健康管理か。あと失敗からいかに学ぶかだ。

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    2015年01月24日
  • 小泉進次郎と福田達夫

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    父親がいずれも総理大臣経験者という、世襲議員の対談。口にはしないが、進次郎氏は首相を目標にしているのだろう。

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    2018年11月17日